ゆのきちです。
「PayPayフリマ」というアプリが比較的最近、リリースされましたね。
メルカリ、ラクマに続く形でのフリマアプリとなるPayPayフリマですが、今日はそのPayPayフリマをこの私が実際に使ってみた感想を交えながら、
- 転売に使えるか
- 利用する価値のあるフリマアプリか
といった部分について検証していきたいと思います。
それでは早速まいりましょう。
PayPayフリマを転売用途で使ってみた感想
まず、PayPayフリマというアプリに関してですが、
「転売に使えるには使えるが、売れにくい(反応が少ない)」
というのが、現時点での率直な感想です。
メルカリやラクマのように、転売目的で出品することも普通にできますが、いかんせん売れにくい、というのが私の感想になります。
試しに、全く同じ商品を
- 全く同じ値段
- 全く同じ商品写真
- 全く同じ商品タイトル
- 全く同じ商品説明文
- 全く同じ出品タイミング
で、全て統一して、それぞれメルカリ・ラクマ・PayPayフリマと出品して、20日間、様子を見てみたわけですが。
結果的に、PayPayフリマが一番反応が薄い(売れづらさを感じる)という結果となりました。
実際の結果を以下に載せます
メルカリの出品結果
アクセス数:398
いいね数:5
コメント数:0
ラクマの出品結果
アクセス数:不明(ラクマは仕様のためアクセス数が確認不可)
いいね数:2
コメント数:2(こちらからの返信を省いたコメント数は2)
※2020年3月17日追記※
ラクマは仕様のためアクセス数が確認不可、と書きましたが、どうやら私が計測していた期間にたまたまラクマのシステム障害が発生していただけのようでした。。。実際にはラクマはアクセス数を継続できる仕様です。以上、訂正となります。
PayPayフリマの出品結果
アクセス数:92
いいね数:0
コメント数:0
上記の結果から分かるように、「同じ商品」を「同じ条件」でそれぞれ出品し、20日間が経過してみて最も「反応があった」と感じるのは、やはりメルカリでした。
アクセス数、いいね数、ともに「メルカリ」に出品したものが頭一つ抜き出ている印象です。
さすがメルカリだなと感じました。
メルカリはフリマアプリの先駆けなだけあって、抱えているユーザー数もナンバーワンですし、利用しているユーザーも活発な印象を受けます。
まあ、ラクマの方はアクセス数はチェックできない仕様なのですが、他に出品している商品の売れ行きや、いいね数から推測するに、少なくともPayPayフリマよりかは反応が取れている(売れやすい)とは思います。
(※2020年3月17日追記※ ラクマはアクセス数がチェックできないと書きましたが、どうやら私が計測していた期間にたまたまラクマのシステム障害が発生していただけのようでした。。。実際にはラクマはアクセス数を継続できる仕様です。以上、訂正となります。)
PayPayフリマはアクセス数はメルカリのおよそ4分の1程度ですし、「いいね」に関しては1つも付いていません。
このような結果から、少なくとも全く同じ商品を同じ条件で出品した場合、最も売れやすいのは、
メルカリ > ラクマ > PayPayフリマ
この順番になるのではないかと推測しており、その推測が正しければ、やはりPayPayフリマは売れづらい、ということが言えるかなと思いました。(もちろん、出品する商品のジャンルによっても売れやすさの順番は変わる可能性もありますが。)
とはいえ、PayPayフリマはまだまだリリースされたばかりですし、比較対象のメルカリやラクマから見ると、かなりの後発組です。
ユーザー数や知名度も、この2つのアプリと比べてもまだまだといった状態です。
ですから今後、このあたりが改善されてくれば、商品の売れやすさの力関係も変わってくる可能性もあると思いますね。
なので、少なくとも「この記事を書いている現段階で」という前提では、PayPayフリマが一番売れづらいなと感じているということでした。
PayPayフリマはアマゾンのFBAマルチチャネルが使えないのが不便
さて、「売れづらさ」はテクニックなどでカバーできるとして、個人的にものすごく「イタイ」と思ってしまったのが、PayPayフリマではアマゾンの「FBAマルチチャネル」が使えないということです。
知らない人のために「FBAマルチチャネル(以下、マルチチャネル)」を説明しておくと、マルチチャネルとは、アマゾンの倉庫に預けている商品を他の販路の購入者に届けることのできるサービスです。
もともと、アマゾンには「FBA」というサービスがあって、「アマゾンで売る商品」に関しては、アマゾンの倉庫に商品を預けておくことで、注文が入ったら自動的にアマゾンが商品発送を代行してくれていました。
ところが、マルチチャネルのサービスを使えば、たとえそれがアマゾン以外で売れた商品だとしても、こちらからアマゾンの管理画面で発送処理を行なうことで、FBAの倉庫にある商品を、別販路で買ってくれたお客さんに届けることができるようになったのです。
これが、FBAマルチチャネルのサービスですね。
なので、FBAマルチチャネルを使えば、アマゾンのFBA倉庫に預けている商品を、そのままヤフオクやメルカリなどの別販路へと展開販売することができます。
例えば商品Aを扱っていたなら、
- ヤフオクで商品Aを販売
- アマゾンで商品Aを販売
- メルカリで商品Aを販売
というように、極めて効率的に展開することができるというわけです。
アマゾンで商品Aが売れたなら、そのままFBAでお客さんのもとへと発送されますし、ヤフオクやメルカリで商品が売れたなら、アマゾンの管理画面上からマルチチャネルの発送処理を行なうことで、ヤフオクやメルカリのお客さんへと商品を届けることができます。
ですので、アマゾンのFBAで商品を販売しているなら、マルチチャネルを駆使してどんどん別販路へも展開していくのが常套手段でもあるのですが、ところがPayPayフリマの場合、それができないんです。
なぜかというと、PayPayフリマの場合、商品が売れた時の発送方法が「匿名配送」のみだからです。
匿名発送とは、お客さんの住所などが一切伏せられた状態で発送する形式で、その発送に紐づいた認証コードをコンビニの機械などに入力することで、持ち込んだ商品を発送することができます。
そのような仕組みのため、発送者(出品者側)は、お客さんの住所を把握しようがありません。
したがって、アマゾンのマルチチャネルの発送指示を出すこともできないため、FBAマルチチャネルのサービスを使うことができないのです。
と、マルチチャネルの説明が長くなってしまいましたが、もともとアマゾンのFBA販売にも力を入れている私からすれば、アマゾンのFBAに預けている商品をPayPayフリマに出品できないのは、結構な痛手なんです。
そこが、すごく残念だなと思いました。
そこさえ改善されれば、新たな販路としてPayPayフリマを開拓していこうと思ったのですがマルチチャネルが使えない以上、少なくとも私としてはPayPayフリマには魅力を感じません。
もちろん、私自身が、メルカリやラクマ、PayPayフリマなどのフリマアプリを、
「アマゾンのFBA商品を水平展開するための販路」
という捉え方でいるからこそ、マルチチャネルが使えない以上、PayPayフリマを使う理由が見当たらないというだけのことではあります。
ですが、先述したように、PayPayフリマはメルカリやラクマと比較しても、商品が売れづらいと感じる販路なので、アマゾンのFBAをさばくための販路として利用しないにせよ、
「わざわざメルカリやラクマをスルーしてまでPayPayフリマに優先して出品する理由はない」
というのが正直なところです。
たとえば商品が1点だけで、それをどうしても売りたいのなら、反応が薄いPayPayフリマに出品するよりも、まずはメルカリに出すべきかなというのが私が思うことです。
なので、商品が複数あって、メルカリやラクマにもすでに出品済み、それでも追加で別の販路にも展開したいというのであれば、そこで初めてPayPayフリアに出品して見る分には良いかと思いますが、少なくともPayPayフリマはあえて優先的に出品すべき販路ではないと私は考えています。
また、PayPayフリマをそのような使い方をする場合、FBAの倉庫に預けていない商品である必要があります。
なぜなら何度も言うように、PayPayフリマは「匿名発送」のシステムなので、そもそもFBAマルチチャネルを利用することができないからです。
なのでFBA倉庫に預けている商品をPayPayフリマで販売してしまうと、商品の発送ができないということになります。(裏技として、FBA商品をご自身の自宅などにマルルチチャネルで発送し、それを受け取った上でご自身でコンビニなどに持ち込み匿名発送を行なうという方法であれば対応可能ですが、手間がかかるのであまりおすすめできません。)
以上のことを踏まえると、
- メルカリやラクマに出品していて、別の販路も求めている
- アマゾンのFBAに預けていない商品である
この2つの条件が合致するような商品であれば、ようやくPayPayフリマを利用する価値はあるんじゃないかと思いました。
以上、少し長くなってしまいましたが、最後に今回の要点をまとめます。
まとめ
- PayPayフリマは、転売用途で商品を出品すること自体は普通に可能
- メルカリやラクマと比較すると、PayPayフリマは売れづらいという印象
⇒リリースされたばかりのアプリだから今後に期待 - PayPayフリマでは、アマゾンのFBAマルチチャネルは使えない
- メルカリやラクマに出品した上で、さらに別の販路としてPayPayフリマを利用するというのであれば価値はある
⇒PayPayフリマに出品するならFBA倉庫に預けていない商品が前提条件
以上がまとめです。
PayPayフリマに対する私なりの見解をまとめてみました。
よろしければあなたの転売活動などにお役立てください。
それでは今回はここまでとなります。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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