ゆのきちです。

本日は

「プラットフォーム転売とネットショップの客層の違いと戦略について」

というテーマでお届けします。

このテーマをもっと砕いて言うならば、

「プラットフォーム転売とネットショップでは相手にする”客層”が全然違うわけであり、
客層が違うならば、同じ戦略で商品を販売しているようでは決して儲からない、それぞれ別の戦略を意識すべきだ」

という内容になっています。

転売ビジネスを実践する人の多くは、ヤフオクやメルカリ、アマゾンなどの、いわゆる「プラットフォーム」を利用して商品を販売していることと思います。

かたや、転売ビジネスの実践者さんの一部の方々においては「自分のネットショップ(独自ネットショップ)」を利用して商品を販売しているというケースもあるはずです。

このように、転売ビジネスと一言で言っても、

  • プラットフォーム転売
  • ネットショップ

という、2つの販売方法があるわけですが、このどちらを選ぶかによって

「戦略」

というのは大きく変わってきます。

なぜなら、プラットフォーム転売とネットショップでは、その「客層」に違いがあるからです。

日常生活に当てはめるなら、「庶民派の激安スーパー」と「セレブ御用達の高級スーパー」では、利用するお客さんの質(客層)は全然違いますよね。

プラットフォーム転売とネットショップにおいても、それは全く同じことが言えるからこそ、プラットフォーム転売とネットショップでは、それぞれ「戦略」というものも変えていかなくてはなりません。

高級スーパーで「激安訳あり商品」をアピールしても全く響かないように、プラットフォーム転売とネットショップで同じ戦略で売っているようでは、上手くいかなくて当然です。

本日の記事では、そんなお話をしていこうと思います。

題して、

「プラットフォーム転売とネットショップの客層の違いと戦略について」

です。

それでは早速始めていきましょう。

プラットフォーム転売とネットショップの客層の違い

前述したように、まず覚えておいていただきたいのは、プラットフォーム転売とネットショップでは、相手にするユーザーの属性(客層)が全く違うということです。

具体的にどこが違うのかは、次の通りです。

  • プラットフォーム転売で相手にする客層⇒1円でも安く買いたいお客さん
  • ネットショップで相手にする客層⇒多少高くても良いから安心して買い物をしたい

このような違いがあるわけです。

まず、ヤフオクやメルカリ、アマゾンでも何でもそうですが、そのようなプラットフォームを利用するお客さんというのは、

「同じ商品なら1円でも安く買いたい」

と考える傾向にあります。

その証拠に、各種プラットフォームには「検索窓」が搭載されており、探したい商品のキーワードをその検索窓に入力すると、合致した商品が一斉に横並びに表示されます。

例えば、Mac Book Pro(パソコン)の15インチが欲しい人は、

「mac book pro 15インチ」

といったキーワードを検索窓に入力すると、それに合致する商品が全て一覧で表示されることになります。

そういう機能があるからこそ、購入を検討するユーザーとしては、全く別々のライバルたちが出品している商品を一目で比較し合い、少しでも安いものを選ぶことができるわけですね。

ただ、結局のところ、各種プラットフォームがこのような「検索窓」の機能を搭載しているのも、

「同じ商品なら1円でも安く買いたいと願うユーザーの心理に応えるため」

だと言えます。

買い物をする時にプラットフォームを利用するのは「同じ商品なら1円でも安く買いたい」という心理があるからであり、であるならば、そういうユーザーの期待(心理)に答えようとした結果として、各種プラットフォームは今の「同じ商品を容易に比較できるシステム」に至っているわけです。

そういう事情を考えても、やはりプラットフォームを利用するお客さんというのは、「同じ商品なら1円でも安く買いたい」という属性であることは間違いありません。

しかしその一方で、ネットショップを利用するお客さんは、全く別の心理を持ち合わせていると考えられます。

もちろん、ネットショップを利用するお客さんも、1円でも安く買えるなら越したことは無いわけですが、「それ以上に大切な心理」があります。

その心理というのが、

「多少高くても良いから安心して買い物をしたい」

というものですね。

ブランド品にしても何でもそうですが、ヤフオクやメルカリなどのプラットフォームに出品されている商品の中には、「偽物」や「不良品」などが混じっている可能性はゼロではありません。

特に最近は、プラットフォームに出品する出品者のマナーが問題視されており、高価なものを買うときほど、慎重にならざるを得ません。

それを考えると、「たとえ安くともプラットフォームでは買い物をしたくない」と考えるお客さんも決して少なくなく、そういうお客さんというのは、実は「ネットショップ」を利用する傾向にあります。

プラットフォームで買うよりも多少高くなっても構わないから、その代わり、きちんとしたお店で安心して買い物をしたい。

そんな心理のお客さんが、ネットショップを利用するわけですね。

このように、プラットフォームを利用するお客さんと、ネットショップを利用するお客さんでは、「客層」そのものが全く違うということです。

である以上、どちらで販売するかによって、その「戦略」というのも変えていかなくてはなりません。

客層が違うのに同じ戦略で販売しても、儲かるわけが無いからです。

プラットフォーム転売とネットショップにおける戦略の違い

前述したように、

  • プラットフォーム転売で相手にする客層⇒1円でも安く買いたいお客さん
  • ネットショップで相手にする客層⇒多少高くても良いから安心して買い物をしたい

このような違いがあるわけで、だからこそ戦略も変える必要があります。

それについて順番に補足します。

プラットフォーム転売をやる上で意識すべき戦略

まず、プラットフォーム転売を行なう場合ですが、意識すべき”戦略”としては、

  • 1円でも安く出品できるように努力する
  • 出品者評価を極限まで高める努力をする

この2つです。

プラットフォームには「1円でも安く買いたいお客さん」が集まる以上、そういうお客さんの心理に寄り添った出品をしていくべきです。

となると、やはり「1円でも安く出品する」という努力は必要不可欠になってきます。

そして、1円でも安く出品するには、

  • 少しでも安い仕入れ先を開拓する努力を続ける
  • 資金力を生かして大量仕入れを行ない1点あたりの仕入れ単価を下げる

といった努力をしていく必要があります。

また、それに加えて、「出品者評価を極限まで高める」という戦略も重要です。

1円でも安く出品するのは、プラットフォームで闘う以上は、それはもう当然できていなければいけないことであり、ライバルがこぞって”安売り合戦”を仕掛けてくるのであれば、そこからさらに抜きん出るためにも、出品者評価を高める必要があります。

商品の値段に大差が無いのであれば、出品者評価が良い方が有利なのは間違い無いからです。

とはいえ、どんなに出品者評価が良くても、ライバルと比べて極端に値段が高ければ売るのは難しいですから、「1円でも安く出品する」という”当たり前の努力”をした上で、出品者評価を高めていく必要があるわけですね。

いずれにしても、プラットフォーム転売をやっていくのであれば、

  • 1円でも安く出品できるように努力する
  • 出品者評価を極限まで高める努力をする

こういった戦略を意識する必要があるという話です。

一方、ネットショップをやっていくのであれば、意識すべき戦略は全く異なってきます。

ネットショップをやる上で意識すべき戦略

ネットショップをやる場合、意識すべき具体的な戦略としては、

  • ネットショップの信頼性を高める
  • ショップオーナーの信念をアピールする

こういったものが挙げられます。

ネットショップを利用するお客さんは「多少高くてもいいから安心して買い物をしたい」という心理があるわけで、そういうお客さんに「安心して買い物してもらう」ためには、ネットショップの信頼性は必要不可欠です。

お客さんから信頼されるからこそ、安心して買い物してもらえるわけですからね。

では、どのようにして信頼性を高めればいいのか。

簡単にできることとしては、

  • 取り扱い商品が本物である理由を発信していく
  • 万が一のトラブルの場合の対処法を提示する

といったことが挙げられます。

たとえば、ブランド品や高価なものを扱っているのであれば、取り扱い商品が「偽物じゃない」ということをしっかりとアピールする必要があります。

そして、それを信じてもらうためにも、「どこから仕入れているか」や「どのように仕入れているか」などを発信(アピール)するのが好ましいです。

仮にそのブランドの海外正規店から仕入れを行なっているのであれば、

「当店の商品は全て、海外正規店から直接仕入れを行なっております」

といった事実をしっかりとアピールしていくべきですし、仕入れた商品が届いた後に「検品」を行ない、品質管理に対して努力をしているなら、

「当店の商品は全て、仕入れを行なったあとにこのような体制で検品作業を徹底しております」

という感じで、実際の検品風景の写真などをアップしたりしながら、品質管理の様子などもお客さんにアピールしていくべきです。

お客さんへのアピールの仕方としては、SNSを使うのもよし、ブログを使うのもよしですが、いずれにしてもそういうメディアを通じて、

「これこれこういう理由で、当店なら安心して買い物できますよ」

ということをアピールしていくことが、信頼性の向上につながります。

あとは、高価なものやブランド品を扱っているのであれば、万が一のトラブルが起きた場合の対処法を提示しておくと、より信頼性が高まります。

というのも、やはりネットで買い物をする以上、お客さんの心理としては

  • 偽物が届いたらどうしよう
  • 届いた商品が不良品だったらどうしよう

といった不安は少なからずあるはずです。

ですので、そういう不安を払拭できるような”材料”を提示できれば、よりお客さんから信頼してもらえます。

具体的には、

「当店は海外の正規店から仕入れを行なっております。ですので100%あり得ないことですが、万が一にでも届いた商品が偽物だと疑われる場合、専門家による鑑定結果などをいただけましたら、商品代金を全額ご返金させていただきます。」

といった対処方法を、ネットショップの商品ページの中に明確に記載しておくことですね。

これをすることによって、買い物をすることへの安心感を高めていくことができ、結果として商品が売れやすくなるわけです。

それから、もう一つの「戦略」としては、

「ショップオーナーの信念をアピールする」

というのも、ネットショップを成功させていく上では非常に重要になってきます。

今の時代は特に、

「誰から買うか」

が大切になってきていると思います。

モノが溢れている時代ですから、同じような商品なんていうのは、自分だけでなくどこのお店でも扱っているはずです。

そんな中で「自分の商品を買ってもらう」ためには、

「あなたから買いたい」

と、お客さんから思っていただくことが非常に大切なんです。

まず第一に、「あなたから買いたい」という動機で買っていただけるようなネットショップは、価格競争にも陥りづらいです。

なぜなら、そのお客さんは、「安いから買う」ではなく「あなたが売っているから買う」という動機で購入を行なっているからです。

そういうお客さん(ファン)をたくさん抱えれば抱えるほど、そのネットショップは安定して稼ぎ続けていけますし、ネットショップをやる以上は、「そこ」を目指すべきだと思います。

そして、「あなたから買いたい」と思ってもらうために何が必要かというと、

「ショップオーナーの信念をアピールする」

というのが必要なんです。

なぜなら、そもそも「あなたから買いたい」という意欲は、

「共感」

から生まれるものだからです。

ショップオーナーである、あなたの信念に”共感”してくれるからこそ、ショップオーナーであるあなたから買いたいと思っていただけるわけです。

「信念に共感」と言うと、なんだか難しく聞こえるかもしれませんが、これはもうシンプルに考えてください。

ここで言う信念とは、

  • 洋服の販売を通じて、一人でも多くの人のオシャレに貢献し、人の心を明るくしていきたい
  • サプリメントの販売を通じて、一人でも多くの人の心と体を健やかにしていきたい

といった程度のものでOKです。(もっと深い信念があればより理想的なので、頑張って考えてみる価値はあります。)

こういった信念があれば、それをショップ上やSNS上、ブログ上などでどんどん発信していきましょう。

それを見たお客さんが、あなたの信念に共感してくれたなら、きっと、

「このネットショップから買いたい(あなたから買いたい)」

と思っていただけるはずですし、そう思っていただける人が増えるほど、あなたのネットショップは大きく成長していくことになります。

というわけで、以上がネットショップで意識すべき戦略でした。

長くなってしまいましたので、今回の内容の要点をまとめて終わりにしたいと思います。

まとめ

・プラットフォーム転売とネットショップでは相手にする客層が180度異なる

・プラットフォーム転売で相手にする客層⇒1円でも安く買いたいお客さん

・ネットショップで相手にする客層⇒多少高くても良いから安心して買い物をしたい

・相手にする客層が違うなら、意識すべき戦略も違ってくる

・プラットフォーム転売で意識すべき戦略
⇒1円でも安く出品できるように努力する / 出品者評価を極限まで高める努力をする

・ネットショップで意識すべき戦略
⇒ネットショップの信頼性を高める / ショップオーナーの信念をアピールする

以上、本日のまとめでした。

ちなみに、ネットショップでの販売戦略について、より具体的に学びたい人は、私の発行する無料メール講座を受講してみてください。

メール講座の方で、ネットショップに関して、もっともっと深い話をしていますので。

それでは本日は以上になります。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。



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