ゆのきちです。

私がコンサル生さんやブログの読者の方からよく受けるご相談に、

『輸入転売で売上をアップしたいんですけど、どうしたらいいですか?』

というものがあります。

まあ、ビジネスをやるからにはお金を稼ぎたいのは当然だと思いますし、やはり「売上アップ」に関するご相談は本当に多い印象です。

ただ、私はこういうご相談を受けた時はズバッと、

『輸入転売で売上をアップさせたいなら、売上をアップさせようと思わないでください。売上そのものをアップさせようと思っても、売上というものは上がりません。』

という答えを返します。

売上をアップさせたいなら、実は売上アップを考えているようではダメなんですね。

売上をアップさせたいからこそ売上アップを考えるべきではなく、むしろ売上以外の他の部分に着目する事で、あっけなく売上って上がるものだったりします。

という事で、本日はそのあたりの明確な理由を示していくとともに、

「輸入転売で売上をアップさせるためには、何を考え、どうしていくべきなのか?」

という事について具体的に解説していきます。

それでは早速いってみましょう。

輸入転売で売上アップしたいなら売上アップを考えてはダメな理由。

重要な事なのでもう一度言いますが「売上を上げたいなら、売上アップを考えてはダメ」です。

これが何故かというと、売上を上げようと思っても具体的なアクションにつながらないからです。

と言いますのも「売上」というのは所詮、決算書に出てくる概念の一つに過ぎず、実体がありません。

すなわち、売上が実体を伴わない以上、売上を実際に見たり触ったりする事は誰にもできないわけで、その売上をアップさせようと思っても、その数字を上げるための具体的なアクションを起こす事はできないわけです。

だから売上をアップさせたいからこそ、売上を上げようとせず、実はもっと別の部分に着目して、そこを上げていく必要があるんですね。

ただ、おそらくこの時点では、

『は!?どういう事?てか、どうやったら売上を上げれるの??』

という感じだと思うので、詳しくご説明していきます。

売上は決算書上の概念に過ぎない

先ほどもお話しした通り、売上というものには実体はありません。

だから見たり触ったりできないので、その売上を上げようにも、その数字を上げるアクションを起こす事ができないわけです。

では一体、売上とは何なのか?どんな数字なのか?

実は売上とは、

「アクセス数 × 成約率 × 商品単価」

この、掛け算で表されるデータに過ぎないのです。

たとえば、

  • アクセス数=100
  • 成約率=1%
  • 商品単価=1万円

という状況であるならば、

100 x 0.01 x 10000 = 10000

となり、「売上」は「1万円」ということになります。

その事実を理解すれば、「どうしたら売上をアップできるか?」と考えるのは時間の無駄だとお分かり頂けるはずです。

つまり、売上をアップしたいなら、「売上アップ」について考えるのではなく、

  • どうしたらもっとアクセス数を増やす事ができるか
  • 成約率を高めるためにはどうしたら良いか?
  • どのようにすれば商品単価を上げる事ができるだろうか?

と、考えなくてはならないのです。

売上=アクセス数 × 成約率 × 商品単価

売上自体は実体を伴いませんが、「アクセス数」や「成約率」、「商品単価」は実体を伴う数える事のできる数字なので、実際にそれを上げるために何をすれば良いかが見えてくるはずです。

「アクセス数」を増やすのなら、

  • 広告を打ってアクセス数を増やす
  • 集客用のキーワードを見直す
  • 別の商品ページから誘導するための導線を作る

などが考えられますし、「成約率」を高めるのであれば、

  • より詳細に商品ページに情報を書く
  • 返品保証を付ける
  • より魅力的な写真に変更する
  • 何かしらの付加価値(おまけでも可)を付ける

などが有効になってきますよね。

また、「商品単価」を上げるには、端的に言ってしまえばこれは「値上げ」に他ならないのですが、むやみやたらに値上げしたことによって、商品単価を上げられたとしても「成約率」が下がってしまったら、売上アップの面では本末転倒になってしまうので、「成約率を下げずに商品の値段を上げる」ということを意識する必要があります。

そのために、値上げに見合うだけの付加価値を乗せたり、あとは多少高くても買ってもらえるように、アカウントの評価やレビューを高める努力をするなどが大切です。

いずれにしても、売上ではなく「売上を成す要素」に着目すれば、具体的にどうアクションを起こしていけば良いかが手に取るように分かるわけです。

    ただ単に売上をアップしようと思っても、漠然としていて何をしたら良いかが分かりにくいですが、「アクセス数」「成約率」「商品単価をアップするためのアクションならいくらでも思い浮かぶと思います。

    そして実際にその要素を上げる事ができれば、売上はその掛け算なので、確実に上げる事が可能なんです。

    この公式を理解すれば、売上の2倍アップも夢じゃない

    先ほどの説明で、売上というのは、

    「アクセス数 × 成約率 × 商品単価」

    この掛け算からなる公式によって決まるとお伝えしました。

    これは掛け算なので、それぞれの要素を少しずつでも上げる事ができれば、そこから導かれる売上の総計は大きく増える事になります。

    どういう事かというと、先ほどの例をまた持ち出しますが、

    アクセス数=100
    成約率=1%
    商品単価=1万円

    このような状況であれば、

    100 x 0.01 x 10000 = 10000

    という計算によって、そのアカウントの売上は「1万円」ということが分かりますよね。

    それで、このアカウントが「アクセス数・成約率・商品単価」をそれぞれ「10%」ずつ上げたとしましょう。

    そうすると、それぞれの要素をたった「10%」ずつ上げただけにも関わらず、実際の売上はというと、

    (100人 × 1.1) × (0.01 × 1.1) × (10000× 1.1) = 13310円

    となり、なんと「30%以上」もの売上アップに繋がるわけです。

    つまり、各項目を10%ずつ上げていく事により、全体としては30%以上もの売上増加になるんですね。

    ただ漠然と「売上を30%アップしたい」と思うと大変に感じると思いますが、各項目をそれぞれたった10%ずつ上げる事ができれば、売上としては30%以上も増加します。

    先ほども申し上げたように、売上は「掛け算」なので、各要素をほんの少しアップさせただけで、その総計は大きく増加するという事です。

    本来であれば、こうして各要素を少しずつアップさせれば売上30%アップも難しい事ではないのに、売上そのものをアップしようと考えたばかりに、急にハードルが高く感じてしまい、それを実現できないというケースは多いんですね。

    だからこそ、売上をアップさせたいなら売上を上げようとは考えず、売上を成す要素をそれぞれ少しずつ上げるためのアクションをしていくべきなのです。

    さらに言えば、アクセス数・成約率・商品単価の各要素をそれぞれ30%ずつアップさせようものなら、その総計はなんと2倍以上になります。

    つまり売上が2倍以上になるということです。

    ただなんとなく「売上2倍」と考えてしまうと、かなり難しいと感じるかもしれませんが、各要素を30%ずつ上げるだけなら、頑張ればできそうな気がしませんか?

    これをするだけで、売上は2倍以上になるわけですから、単に売上を2倍にしようとするよりも、よっぽど現実的な話になってくると思います。

    なお、ここでのポイントは、各要素をそれぞれ満遍なくアップさせた方が効率が良いという事です。

    例えば、アクセス数と成約率がそのままでも、商品単価を2倍にすれば、掛け算の性質上、その総計である「売上」も2倍になるわけですが、このご時世、商品の値段をいきなり2倍するのは難しいと思います。

    どんな業種にしろ、ライバルはたくさんいるわけですから、その中で自分だけ商品単価を2倍にしたところで、よほどの商品力がない限り、買ってくれる人は激減してしまうはずです。

    3割増しなら、普通にあり得るラインだと思いますが、2倍はさすがにキツイですよね。

    ですから、売上を2倍にしていく上でも、どれか一つの要素だけ2倍にするのではなく、満遍なくアップさせていく方が簡単ですし、効率が良いわけなんですね。

    という事で、この公式をしっかりと頭に入れて頂き、売上をアップさせたいなら売上そのものをアップさせようとはせず、「アクセス数」「成約率」「商品単価」の各要素をそれぞれアップさせるような施策をしていってください。

    そうする事で、売上アップのために何をすべきなのか、具体的なアクションが見えてきますから、それに沿って行動していく事で、着実に売上増加に繋がっていくはずです。

    では、本日の講義は以上となります。

    最後までお読みくださり、ありがとうございました。



    コンテンツ一覧


    輸入転売ノウハウを学ぶためのコンテンツを当ブログトップページにまとめていますので、以下よりご自由に活用いただければと思います。

    >コンテンツ一覧へ(ブログトップ)