日本経済、どうなるの?

ゆのきちです。

今は世界的にインフレ基調ですよね。

どの国も物価が上がり続けていますし、それは日本も例外ではありません。

そして、インフレはもう世界的な潮流なので、インフレが進むことはあっても、デフレに戻ることは日本含めてほぼないと私は見ています。

なので、

「このまま物価が上がっていったらどうしよう」

と不安になる声も多いと思うのですが、結論としては、そんなに不安にならなくて大丈夫です。

むしろ、「期待」した方がいいくらい。

日本経済はこれからどんどん良くなります。

今、日本はコストプッシュ型のインフレなのですが、私の考察では、日本政府は、「わざと」そうしています。

つまり、狙ってコストプッシュ型のインフレにしているというのが私の考察です。

そんな話を織り交ぜながら、ちょっと今日は「経済」について、私の思うことを書きます。

ただし、私が今から書くことは、そこらへんのエコノミストが話す内容とはちょっと違うかもしれません。

そもそもエコノミストが言うことって、だいたい外れるじゃないですか。(笑)

まあ、だからといって、私が言うことが100%正しいとか、そういうことを言うつもりもありませんが、少なくとも、エコノミストが言うことが決して全てではないということです。

むしろエコノミストのほとんどが、会社の1つや2つも経営したことがない、経営のど素人です。

もちろん、「経営」と「経済」は別物ですが、自分で商売を立ち上げて、月に100万円すら稼いだ経験すらないエコノミストが「経済」を語ったところで・・・・

と私は思ってしまうタイプです。

経済というのは、100兆円や200兆円が平気で動くスケールですから、そういうスケールの理論を語る人が商売で100万円すら稼いだことがないってどうなの?

というのが私の本音です。

あなたはどう思いますか?

まあ、それは良いとして、いずれにせよ、日本経済について私が思うこと、そして、これからインフレが続いていく中で私たちは何をすべきなのか。

そういうことを書きます。

日本は今、コストプッシュ型のインフレだが気にしなくてもいい。

日本もインフレ状態にあるわけですが、日本のインフレはコストプッシュ型ですよね。

原材料の価格が上がってしまい、泣く泣く市場の商品価格が上がっている状態で、好ましいインフレとは決して言えないのがコストプッシュ型です。

アメリカのように、消費が活発になって、それに吊られて商品価格があがるような、ディマンドプル型の好ましいインフレではありません。

その意味では、日本は「今は」きついと思います。

ただ、それは一時的な「成長痛」だと思った方がいいです。

日本もそう遠くないうちに、アメリカのようなディマンドプル型のインフレに変わっていくと予想できるからです。

さっきも書きましたが、そもそも日本政府は意図的にコストプッシュ型のインフレ状態にしていると私は見てます。

円安を放置してるのは、そのためです。

(口先介入してますが、パフォーマンスと見た方がいいです)

こう書くと、

「日本政府が国民を苦しめようとしてるってこと?」

なんて誤解されがちですが、そういうわけではなく。

むしろ、「成長」のためにコストプッシュ型のインフレにしていると私は考察しています。

どういうことかというと、これを一言で表せば「荒治療」です。

「賃上げ」のための「荒治療」として、狙ってコストプッシュ型のインフレにしているわけです。

荒治療なので、ダメージはでかいですが(中小企業の倒産が増えてますよね)、もはや、「こうするしかない」のが政府の本音かと思います。

本当は、コストプッシュ型のインフレなんて起こらないに越したことはありません。

コストプッシュ型のインフレは、誰も得しないからです。

しかし、今の日本には、それくらいの”刺激”を与えないと変化が起こらない、というのが、政府が考えだと私は見ています。

本来なら、アメリカみたいにディマンドプル型のインフレによって賃上げができるなら理想です。

アメリカのように、消費が拡大して、モノがよく売れて、企業の業績が上がって、賃上げが起こる。

この形がやっぱり理想なのですが、おそらく今の日本はそれが無理なんですよ。

なぜなら、国民性の問題が大きいです。

日本人は慎重すぎる部分があるので、欧米人とは違って、お金を使うよりも溜め込む人が多いです。

もちろん、それが一概に悪いというわけではなくて、見方次第では「賢い」とも言えるわけです。

アメリカ人なんかは、後先考えずにカードのリボ払いにしてでも欲しいものをガンガン手にいれる国民性ですから。

そのため、カード破産する人の数も日本とは桁違いなのですが、アメリカの経済が伸びているのは、そういう側面もあります。

ただし、リボ払いまでして買い物して経済が伸びたところで、

「それってかりそめの経済成長だよね、実体経済としてはどうなの?」

と私は思いますので、アメリカが正しいとも思いません。

むしろ、リボ払いでの利息払いまで積み上げた上でのGDPの強さなんて、本当の強さとは言えないです。

ただ、いずれにしても一つ言えるのは、日本人は「消費したがらない」のは事実だということです。

そして、消費が伸びないということは、企業の業績も上がらず賃上げも起こらないわけです。

ただし、それをそのまま放っておいては日本は賃上げできないままの国になってしまいます。

そこで日本政府が考えたのが、

「賃上げするしかない状態を強制的に作り出す」

という「荒治療」だと私は考察しています。

本来は、先ほども書いたように

「消費拡大⇒モノが売れる⇒業績アップ⇒賃上げ⇒消費拡大」

のサイクルが理想なのですが、日本人の場合、「消費拡大」が「起点」には「ならない」ため、

「賃上げ⇒消費拡大⇒モノが売れる⇒業績アップ⇒賃上げ」

という感じで、「賃上げから入ってサイクルを始める」しかない状態だと政府は判断したのだと思ってます。

どこを起点にして始めても、サイクルが回り始めれば一緒なので、それなら日本は「賃上げ」を起点にしてサイクルを始めようって魂胆ですね。

じゃあ、そのために何をするかというと、ただ単に「賃上げしてください」では企業も動かないので、

「円安で強制的に物価を上げる」

ということをして、

「企業が賃上げしないとマズい」
「賃上げしない企業は価値がない」

という雰囲気を無理にでも醸成したんじゃないかと。

というのが私の考察です。

このまま黙っていたら、日本人はいつまでも消費を拡大しないので、それなら強制的に物価を上げてしまって、企業に対して、「賃上げしないと優秀な人材が取られるよ」というプレッシャーをかける方向で動いているわけですね。

そのくらい荒いことをしないと、30年続いたデフレから変われないということなんだと思います。

まあ、このやり方は中小企業にシワ寄せがいくわけで、そういう意味でも、まさに「荒治療」です。

少なくとも、自然な流れではないです。

自然な流れではないですが、そうまでしないと「現状維持」を好む日本の国民性は変わりませんし、実際、それが功を奏して、歴史的な賃上げが起こったわけです。

つまり、ここまでの流れは、物価高による一時的な「経済低迷」も含めて、すべて日本政府の想定通りだということ。

正直、スタグフレーション気味(経済低迷と物価上昇が同時に起こること)な部分もありましたが、それも想定内だということです。

たぶん、狙ってそうしていると考えた方がいいくらいです。

そこまでしてでも「賃上げしないとやばい」という危機感を与えないと、企業も真剣になりませんから。

だから、そういう意味で荒治療なんですよ。

ダメージの伴う改革ということですね。

ただ、その荒治療の甲斐あって、賃上げは実際に達成されたので、おそらく今年の夏ぐらいからどんどん消費が伸びていきます。

もちろん、大幅な賃上げがされたのは大企業がメインですが、それでも、その大企業に勤める人たちから、どんどん消費が拡大していくはずです。

その消費したお金が、いよいよ中小企業にも回っていき、中小企業の利益が上がって、中小企業にも賃上げのムーブメントが浸透していきます。

それによって、さらに消費が拡大して、

「消費拡大⇒モノが売れる⇒業績アップ⇒賃上げ⇒消費拡大」

この好循環に入っていくわけですね。

なので、今はちょうどその「過渡期」みたいなものなので、もう少しだけ我慢した方がいいです。

そろそろ本当に景気が上向くことになっていきますので。

今年の夏か、今年の後半くらいから、徐々にではありますが、景気が良くなってきたかもというのが感じられるようになって、おそらく来年には、

「去年よりも景気は良くなっている」

という声が多くなります。

そこまでの辛抱です。

ただ、荒治療を施したことには変わりないので、その副作用というかダメージは実際に出ていますよね。

賃上げが追いつかないくらいのペースで、短期的に物価が上昇しました。

中小企業もその反動で潰れたところも多いですし、生活が苦しいという声が多くなっているらしいですが、それもその荒治療のダメージ(副作用)によるものです。

ただ、大きな成長の前には、人間のカラダでもそうですが必ず「成長痛」が起こります。

つまり、日本経済は今、その成長痛を味わっている段階だと思った方がいいです。

まさに、「No pain,No gain」というやつです。

「痛みなくして、成長なし」ということですね。

筋肉も経済も、成長の過程は同じなわけです。

しかし、ここからその成長痛も徐々に弱まり、本格的に景気の拡大局面に入っていくと思うので、そこは期待しておきましょう。

ちなみに、某ネットニュースのコメント欄を見ると、

『日本は欧米と違ってコストプッシュインフレなのに、
それも分からずデフレ脱却などと意気込む日銀や政府はバカだ!』

なんて趣旨の批判も多いですが、分かってないのはそのコメントを書いてる人です(笑)。

政府も日銀も、このインフレがコストプッシュなのは認識してますし、「良いインフレじゃない」のももちろん理解してます。

理解した上で、そうやってるだけです。

政府も日銀もそんなに馬鹿じゃない。

東大とか京大をトップクラスで卒業したような優秀な頭脳が集まって金融政策を話し合っているわけで、そんな彼らが現状を認識していないわけがないです。

ヤフコメで批判を書くしか脳のないような人とは、比べものにならないくらい高い次元から経済状況を俯瞰して、その現状を認識した上で、分かってコストプッシュインフレのままにしてるはずです。

荒治療のためには、コストプッシュインフレの放置くらいの派手なことをしないと、意味がないと考えているんでしょう。

コストプッシュインフレの荒治療で強制的に賃上げの勢いを作って、その賃上げの勢いのままディマンドプルインフレに持ち込もうという、2段階で考えているんではないかと。

なので、その意味でも、これまでの流れは全て政府の想定通りです。

何度も言いますが、一時的に経済が低迷しているのは、その副作用というか、「成長痛」が起こっているだけの話です。

痛みの後には成長がやってきます。

これから本格的に次のステージに日本経済は入っていくはずなのでまあ、楽しみにしておきましょう。

落胆なんてする必要がないですし、むしろこれからどんどん日本経済は伸びますよ。

まさに新しい局面に入っていきます(良い意味で。)

あの世界一の投資家、ウォーレンバフェットも日本株に投資しているくらいですし、まさか世界一の投資家が、伸びない市場に投資するわけもなく。

というわけで、もっと将来を明るく考えた方がいいというのが私の意見です。

以上です。

 

・追伸

冒頭で、

「インフレが続いていく中で私たちは何をすべきか」

を書きますと述べましたが、
思いの外、このメールが長くなってしまったので
インフレ下で何をどう行動すべきかは
次回の記事で話したいと思います。

これから良いインフレに入っていくのは
間違いないと思いますが、
良いインフレでも、インフレはインフレです。

「お金の価値が下がって、モノの価値が上がる」

のがインフレなので、
今までのデフレとは真逆です。

今までと真逆な状況が訪れるわけですから、
今までと同じことをしていてもダメです。

そのために何をすべきか
インフレ下でどう生き抜くべきかを
次回の記事で話します。



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