ゆのきちです。
今日の記事では、ネットショップの商品写真の撮影を業者に外注する場合の注意点や費用などについてお伝えしていこうと思います。
ネットショップを運営している人にとっては、「商品写真」というものは一種の「生命線」だと言えます。
商品写真のクオリティ次第で、売上がガラっと変わってしまうからです。
どんなに良い商品を、手頃な価格で、魅力的な売り方で販売していたとしても、もし商品写真のクオリティが低ければ非常に損をしている事になります。
同じ商品を、同じ値段で、同じ売り方で販売したとしても、商品写真のクオリティが高い方が当然、売れやすいからです。
したがって、ネットショップで売上を伸ばしたいなら、商品写真にこだわる事は非常に有効な戦略になってきます。
そういう意味では、商品写真を業者(プロ)に撮影してもらおうと考えている人も少なくないはずです。
私自身、ネットショップの商品写真は業者に外注して撮影してもらう事も多くて、やっぱりプロに撮ってもらった写真は、素人の私が撮る写真とは全然違います(笑)。
さすがプロだなと毎回感心するのですが、実際、プロに撮ってもらった商品写真に挿し替えた商品は、まず例外なく売上がアップします。
商品写真のクオリティが上がるだけで、こんなにも売上には差が出るんだと最初はビックリしましたね。
商品によっては、商品写真を挿し替えただけで、売上が2倍以上になったケースもあるくらいですから、商品写真って本当に大事です。
というわけで、前置きもここまでにして、早速本題に移っていこうと思います。
ネットショップの商品写真の撮影を業者に外注する場合の注意点とは?
まずは注意点の方から話していきます。
結論から言うと、ネットショップの商品写真の撮影を外注しようと思うなら、以下の2点に注意して欲しいですね。
- 業者選びは慎重に行なう
- いきなり全部の商品の撮影を依頼しない
この2点に注意しておけば、とりあえず大きな問題は発生しないと思っています。
私自身、この2点には特に注意して商品写真の撮影を外注してきました。
では、この2点を詳しく見ていきましょう。
業者選びは慎重に行なう
業者選びは、かなり大事だと思っています。
どんな業者に依頼するかで、結果は大きく変わってくるからです。
私が業者を選ぶ時は、以下の3点を考慮しています。
- クオリティ
- コスト
- コミュニケーション
この3点に留意して業者選びをすれば、まず失敗する事は無いと思います。
では、これらについても説明していきましょう。
クオリティ
まず「クオリティ」ですが、これはその文字通りの意味で、写真の出来のクオリティ(質)の事です。
とは言え、相手はプロですから、よっぽどの事がない限り、ある程度のクオリティは保たれているものなので、そこまでこれは気にする必要はないかもしれません。
クオリティが低い写真しか撮れない業者なら、とっくに潰れているはずなので、そういう意味では、ある程度、運営年数を重ねているような業者に依頼するのであれば、クオリティの面ではそんなに心配する必要は無いですね。
ただ、やはりクオリティが高いに越した事はないので、私が業者を選ぶ際は、「ポートフォリオ」に着目するようにしています。
ポートフォリオとは、いわゆる「作品集」みたいなもので、今回で言えば、その業者が自らの実績や力量を評価してもらうために作成している写真集の事です。
大体の業者は、ホームページの方に、実際にその業者が撮影した写真をまとめてアップしていたりするものです。
したがって、私はそういったポートフォリオに着目して、クオリティを判断するようにしています。
ちなみに、少し細かい話になるのですが、商品というものは「反射素材」と「非反射素材」という2種類に分ける事ができます。
反射素材とは、アクセサリーや金属を使った製品が主に当てはまるものであり、その商品自体に反射性があるため、周りの背景や、撮影に使うカメラが、どうしても商品に映り込みがちです。
したがって、反射素材の商品を撮影する場合は、いかにそういった映り込みを抑えて撮影できるかが、腕の見せ所なのです。
この反射素材の撮り方が下手だと、商品に背景やらカメラやらが映り込んでしまい、商品の魅力を最大限に引き出す事ができません。
ですから、もしあなたが反射素材の商品の撮影を依頼しようと考えている場合、そのあたりも考慮しながらクオリティを判断するようにしてみてください。
その業者のポートフォリオをチェックするにしても、反射素材の商品がどのようなクオリティで撮れているのか、そこをチェックする必要があるという事です。
反射素材のクオリティに関しては、本当に業者によって出来栄えが左右されるものです。
ですので、反射素材の撮影を依頼する場合に関しては、そういった点も考慮して判断していくと良いかと思います。
コスト
クオリティはもちろん大事ですが、コストも気にすべき要素の一つだとは思います。
やはり人によって予算は違いますから、どんなにクオリティが高くても、予算をオーバーしてしまっては元も子もありませんからね。
したがって、その業者のホームページなどに載っている料金表をチェックしたり、直接問い合わせをして見積もりを取ってもらったりすると良いと思います。
その上で、コスト的に問題ないかどうかを判断してみてください。
ちなみに、こう言っておいてアレですが、実は私の場合、コストをほとんど気にしていません。
どんなにコストが高くても、クオリティに納得できれば、基本的にはそこにお任せするようにしています。
ただ、これは何も、私にお金があるだとか、そういう事を言いたいわけでは決してありません。
そうした方が、単純に自分にとってメリットが大きくなると考えているからこそ、コストを気にせずクオリティを優先させるようにしているんです。
というのも、商品写真って一度撮影してもらったら、ずっと使えるものです。
特に私の場合、一時的なブームで終わるような商品は販売しないようにしていて、扱っている商品はどれも基本的には、生涯に渡って販売を続けられるようなものになっています。
ということは、商品写真のクオリティの違いによって、たとえ1%でも売上が向上する余地があるなら、それこそ長い目で見た時に、大きな差をもたらすという事です。
例えば、5000円の商品を扱っているとしましょう。
その商品の写真を、Aの業者に撮影してもらった場合、1ヶ月に30個売れるとします。
かたやBの業者に撮影してもらった場合、1ヶ月に31個売れるとします。
この場合、1ヶ月間で売上に5000円の差が生まれます。
ただ、これが、6ヶ月経つと3万円の差になり、12ヶ月経つと6万円の差になるわけです。
さらに、これを2年、3年というスパンで見ると、どんどんその差は開くばかりです。
ですから、わずかな売上の差でも、長い目で見れば見るほど、大きな差になって現れてしまうのです。
たとえAの業者の撮影費用が1万円で、Bの業者の撮影費用が2万円だったして、撮影費用だけで見れば2倍の差があるわけですけど、私なら迷いなくBの業者に依頼しますね。
たとえ1%でも売上が向上する余地があるなら、コストを惜しまずにクオリティに投資した方が、確実に得をする事になるからです。
しかも今回は、
- Aの業者に依頼した場合⇒1ヶ月に30個売れる
- Bの業者に依頼した場合⇒1ヶ月に31個売れる
という、3%程度の差がある仮定で話していますけど、商品写真のクオリティに一定の差があれば、売上の差はこんなものでは済みません。
それこそ、クオリティ次第では、10%も20%も売上が変わってきても不思議ではないので、そうなると非常に大きな差を生みます。
したがって、やはり私的には、コストをケチってクオリティが下がるなら、元も子もないと思ってしまうのです。
そういう理由から私は、コストをほとんど気にせず、クオリティに納得できるなら費用を惜しまずに投資するスタンスでやらせてもらっています。
まあ、そうは言っても、予算が限られている人にとってはコストも大きな問題になってくると思いますので、そのあたりはご自身の状況によってどうするか判断すればいいと思います。
いずれにせよ、自分で商品を撮影するよりも、業者に任せた方がクオリティが高い写真が出来上がるのは間違いないはずです。
したがって、コストを気にして業者を選ぶというのも問題はありませんから、業者に写真撮影を依頼するつもりであれば、しっかりと依頼する方向で進めてみてください。
コミュニケーション
コミュニケーションというのも、業者を選ぶ時には外せないポイントだと私は思っています。
ここで言うコミュニケーションとは、「相性が合うか」という事です。
というのも、商品写真の撮影を依頼する過程で、業者との「やり取り」や「打ち合わせ」など、必ず発生してきます。
- 撮影アングル
- 光の当て方
などなど、こういった点を打ち合わせしながら、どうように撮影していくのかを決めるのが一般的です。
この時、もしその業者と相性が合わないと、この打ち合わせや、やり取り自体が、苦痛そのものになってしまいます。
そんな苦痛をこらえて撮影を依頼しても、良い写真なんて出来上がるはずもありませんので、やはり相性が合うかどうかは非常に重要なポイントです。
では、相性が合うかどうかを知るためには、どうしたら良いか?
これに関しては、実際に電話で問い合わせてみて、色々質問などをして会話を重ねながら、フィーリングを確かめてみるのも良いと思います。
ただ、一番確実なのは、実際に撮影を依頼してみる事ですね。
依頼してみれば、相性が合うかどうかが一発で分かります。
私の場合、撮影が終わって『この業者とは何か相性が合わないな』と感じたら、どんなにクオリティとコストに納得していても、基本的には次回以降は依頼する事はありません。
ですから、実際に行動しながら、相性を確かめていくのが、一番てっとり早いとは思います。
以上、クオリティ・コスト・コミュニケーションという、考慮すべき3つの点に関する説明でした。
このような点を考慮しながら業者を決めた後は、実際に撮影を依頼していくわけですが、その際にも注意すべき点がありますので、それについても説明します。
いきなり全部の商品の撮影を依頼しない
商品写真の撮影を依頼する際に注意すべき、もう一つの点が「いきなり全部の商品の撮影を依頼しない」という事です。
ネットショップで取り扱う商品には通常、複数のラインナップがあると思いますが、その全ての写真を撮影してもらうようなやり方は、好ましく無いという事です。
例えば、100商品を扱っているネットショップがあったとして、その100商品全てをいきなり撮影してもらうのは駄目だという事ですね。
なぜなら、全ての商品の撮影を依頼してしまうとコストの面でも現実的では無いですし、何より「効率が悪すぎる」からです。
ですので、全ての商品を撮影してもらうのではなく、まずは「売れ行きの良い商品」に絞って写真を撮影してもらう事を私はおすすめします。
というのは、これは「20対80の法則」という考え方に基づいています。
この「20対80の法則」は元々、「国の富の80%は、20%の富裕層のもとに集まる」という法則の発見に由来しているものなのですが、実は、経済活動のさまざまな場面にも当てはまる法則なんです。
具体的には、
- 金払いの良い上位20%の顧客が、全体の売上の80%を作り出している
- 取扱商品のうちの売上の良い上位20%の商品が、全体の売上の80%を作り出している
- アクセス数の多い上位20%の商品が、全体のアクセス数の80%を稼ぎ出している
など、さまざまな場面で、この法則が当てはまると言われています。
つまり、「20%の要素」が、「80%の成果」を作り出すという事なのです。
それを考えると、「80%の成果」につながっている「20%の要素」に時間や労力を集中させる事が、効率よく稼ぐ事につながるのです。
上位20%の商品が、売上の80%を作っているんですから、どう考えたって、「テコ入れ」をすべきなのは「上位20%の商品」なんです。
「下位80%」の商品にテコ入れをしたところで、売上の20%にしか影響を及ぼしません。
ですから、いきなり全部の商品の撮影を依頼するのは、「20対80の法則」を考慮すると、あまりにも非効率なんですね。
したがって、まず撮影を依頼すべきは、「売れ行きの良い商品のみ」にすべきであり、もっと言うならば、「売れ行きが上位20%の商品」を依頼すべきなんです。
売上のデータをチェックすれば、上位20%の商品が分かると思うので、そういう商品の写真撮影を依頼するようにしましょう。
そうする事で、撮影に投下する時間やお金のリターンが「最大化」するようになります。
そして、その上位20%の写真撮影が終わって、また別の商品を新たに撮影したいとなったら、「まだ撮影していない商品」の中の「上位20%」の商品を撮影していけばOKです。
このように、どんな局面においても、まず「テコ入れ」すべきなのは「20%の要素」なのです。
この考え方を念頭に置いておくと、商品写真の撮影に限らず、あらゆる場面で応用する事ができます。
例えば、ネットショップの商品説明文を全てリライト(書き直し)するにしても、上位20%の商品から優先してリライトした方が効率が良いという考えになりますし、この20対80の法則を知っておく事は、ビジネスを伸ばす上で非常に重宝します。
宜しければ、こういった法則(考え方)を参考にしてみてください。
商品写真の撮影を業者に外注する場合の費用はどのくらい?
ここまでの説明で、撮影を業者に外注する場合の注意点について説明してきましたが、最後に「費用」についても説明しておきたいと思います。
とは言っても、これは外注する業者や、どんなアングルで、どんな商品を、どのくらいの枚数、撮影するかによって変わりますので、一概に「このくらいかかりますよ」とは言いづらいものなのですが・・・。
ただ、大体の目安を知るという意味では、今からお伝えする情報が参考になるとは思いますので、このまま話を続けます。
それで、結論的なことからお伝えすると、「1商品あたり5000円前後」が相場になってくるんじゃないかと思います。
もちろん先ほども伝えたように、業者次第、撮り方次第で変わってくるものなので、あくまで目安・相場として考えて欲しいのですが、おおよそ「1商品あたり5000円前後」くらいに収まってくる気がしています。
例えば、先日、私が計23個の商品の撮影を依頼したケースで言えば、業者からの請求金額は「105,820円」でした。
23個の商品を約10万円で撮影してもらったわけですから、1商品あたり5000円前後くらいの計算になりますね。
こちらは、業者からの実際の請求書です。
この業者さんには、これまでに何度も撮影を依頼していますが、今回だけでなく、結局いつも何だかんだで「1商品あたり5000円前後」くらいの請求になっているイメージです。
ちなみに、私が商品を撮影する時は、私自身が商品を持ち込み、撮影アングルなどを全て指示した上で撮影を行なうというスタイルでやっています。
ほとんどの業者は、
- 商品を郵送して撮影してもらう(現場に行く必要がない)
- 商品を自ら持ち込んで撮影してもらう(現場に行く必要がある)
という2種類の撮り方に対応していますが、私はいつも、後者の「持ち込み撮影」を選んでいますね。
やっぱり、現場に出てナンボだと思うので。(そこは泥臭くやっています)
それで、この業者さんで言えば、6時間の持ち込み撮影の枠を「6万9800円」という費用で対応してくれるのですが、その枠の中であれば何枚でも写真を撮影してくれます。
私の場合、1商品あたり5アングルくらい撮影するので、「23商品×5アングル=115枚」くらいの撮影枚数になりますから、何だかんだでやっぱり6時間くらいはかかりますね。
そこに画像の加工(切り抜き)などを依頼すると、合計で10万円近くはかかる事になり、結果的に「1商品あたり5000円前後」という費用に落ち着く感じです。
まあ、向こうは流石にプロなので、出来上がった写真のクオリティも素晴らしいですし、それによって売上が2倍くらいになったので、この10万円の費用なんて「一瞬」で元を取れました。
元を取った後に発生する利益は、全てそのままプラスになっていくので、商品写真の撮影への「投資」は、相当にリターンは良いと思います。
結局、ビジネスの結果って、「お金の使い方」と「時間の使い方」で決まるものです。
写真撮影のような、リターンの良いものに投資するという「お金の使い方」をして、写真撮影を外注してしまう事によって生まれた時間を、別の生産的な作業に充てるという「時間の使い方」をしていけば、ビジネスは必ず上手くいきます。
というか、「お金の使い方」と「時間の使い方」以外に、ビジネスの結果を分ける要素は無いと私は思っていますね。
それ以外にあるとすれば、「才能」くらいですが、才能なんて同じ人間である以上、誤差程度のものです。
ですから、厳密に言えば、
- 才能
- お金の使い方
- 時間の使い方
の3つの要素でビジネスの結果は決まるという理論になると思いますけど、才能の及ぶところなんて本当に微々たるものだという考えで私は捉えているので、私流に言えば「お金の使い方」と「時間の使い方」が「全て」です。
ここをどう変えていくかで、得られる結果(年収)は劇的に変わります。
ぜひ、活きたお金の使い方、活きた時間の使い方をしてみてください。
それが成功を左右します。
と、何だか話題が大きく変わってきてしまったので、この話はここまでにしておきます(笑)。
それでは長くなってしまったので、最後に本日の内容をまとめさせていただきます。
本日のまとめ
<ネットショップの商品写真の撮影を業者に外注する場合の注意点は2つある>
- 業者選びは慎重に行なう
- いきなり全部の商品の撮影を依頼しない
<業者選びを行なう際の3つの考慮すべきポイント>
・クオリティ
⇒その業者のポートフォリオをチェック
・コスト
⇒料金表をチェックしたり、見積もりをとる
・コミュニケーション(相性が合うかどうか)
⇒実際に依頼してみるのが一番てっとり早い
依頼してみて合わなければ次回以降は依頼しないのもアリ
<商品写真の撮影費用の目安とは?>
- 1商品あたり5000円前後
- 業者次第、撮り方次第で変わってくるため、おおよその目安として捉える
以上、まとめです。
参考にしていただると幸いです。
最後までお読みくださり、ありがとうとざいました。
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