ゆのきちです。
先日、こんなツイートをしました。
会社の数字を見てくれてる顧問の税理士さんと先日ランチしたとき
「今期、利益爆上がりですよね
笑いがとまらないでしょう?笑」と言われて思ったけどやっぱり数字で売上利益を考えるのが大事
どんぶり勘定じゃなく一円単位で利益を計算する
そうすると不思議、ますます儲かってくる
なんでだろ笑— ゆのきち@輸入ネットショップ7店舗経営 (@yunokichi_jiyu) February 11, 2022
ツイートにあるように、
「輸入ビジネスで発生した売上や利益というものは1円単位で計算すべきだ」
というのが私の持論であり、私自身、それを意識するようになってから、さらに稼げるようになったという経験があります。
要するに、ビジネスを「数字」で捉えましょうという事なのですが、本日の記事では、そのあたりについて掘り下げて書いていきたいと思います。
早速いってみましょう。
輸入ビジネスの売上や利益を1円単位で計算することの意味と重要性
今でこそ、私は顧問の税理士さんにビジネスの数字を全て計算してもらい、毎月1円単位でビジネスの利益を報告してもらうようにしていますが、税理士を雇う余裕がまだなかった頃の私は、自分ですべて利益を計算するようにしていました。
具体的には、商品が売れるたびに
- 販売価格(=商品が売れた価格)
- 仕入れ値
- 販売手数料
の3つの項目をそれぞれエクセルに打ち込んだ上で、1円単位で利益を計算していました。
実際には、こんな感じのフォーマットをエクセルに作り、利益を計算していたんです↓
上記のエクセル画面は、私が利益計算を行なっていたときに実際に使用していたフォーマットですので、自由にマネしてもらってOKです。
商品名や仕入れ値や販売価格などの数値は当記事用にアレンジしているものの、フォーマット自体は私が使っていた利益計算表そのものになっています。
タイトルには「20XX年 X月度 利益表」と書いているように、基本的には1ヶ月ごとにそれぞれファイルを作って利益を計算していたので、1年間で12個のエクセルファイルが出来上がる感じです。
月ごとに分けた方が、月ごとの収益(月収)を把握できるので、やはり月ごとにファイルを作った方がいいと思います。
また、販売価格などだけでなく、「売れた日」や「仕入れた日」や「商品名」なども一緒に記載しておくと、よりお金の流れが見えやすくなるのでおすすめです。
赤文字で「今月の意識するポイント」と書いてある部分も、個人的にはものすごく重要だと思っていて、
ファイルごとにこのような記載を毎月していたのですが、先月の反省を一番上に大きく書いておくことで、利益計算をするたびに、それが目に入ります。
それによって、ビジネスを改善することに常に意識がいくようになるので、このような記載をしておくのは輸入ビジネスを伸ばす上で非常に重要だと思いますから、できればこの「今月の意識するポイント」の部分を記載するのもマネしてほしいです。
ちなみにこの表では、「売れた日」よりも「仕入れた日」の方が後になっていますが、これは無在庫販売をしているとこうなります。
無在庫販売は、「売れてから仕入れる」というビジネスモデルなので、必然的に、売れた日よりも仕入れた日が後になります。
まあ、その話はこのくらいにしておくとして、いずれにしても先ほどの画像のようなフォーマットで利益計算をしていた当時の私ですが、とはいえ正直なところ、その当時は日々の作業であったり、商品発送などに追われて時間の余裕などほぼありませんでした。
ですから、
「ただでさえ時間が無いんだから、利益なんてエクセルでチマチマ計算してる暇があったら、1つでも多くの商品を売るよう努力した方が儲かるのでは?」
という思いがありました。
しかし、それでも無理にでも時間を作ってまで利益を計算するようにしていたのは、「そうした方がビジネスが伸びる」ということに気づくようになったからです。
それ以前の私といえば、輸入ビジネスで発生した利益は、すべて「どんぶり勘定」で処理していました。
というか全てを感覚で処理していたので、「とりあえず利益が出てるのならOK」という感じで、その月の売上がいくらで、利益はいくらだったのかなんて、計算する事などなかったんです。
まあ、売上であれば、商品を販売していたプラットフォームでデータが見れるので、先月の売上はいくらだったのかというのは何となくチェックはしていましたが、「利益」までは把握できていませんでした。
だって、利益を計算してる暇があるなら、作業を1時間でも多くした方が稼げると思っていたからです。
そもそも「利益計算」という工程は、ただの1円も生み出しませんからね(笑)。
利益を計算するということは、すでに利益を出した後、要するに「仕入れた商品を無事に販売し終わった後」なので、その利益がいくらだったのかなんて計算しようが計算しまいが、利益の額は変わりません。
例えば、1000円で仕入れた商品を2498円で売ったとして、得られた利益は1498円ですが、それを計算したって、計算しなくたって、利益は1498円のままで不動です。
利益計算をした途端に数字が変化して、いい具合に利益が増えてくれたなんてことは絶対に起こりません(笑)。
ということは、利益計算をする時間がそのまま無駄になるわけで、その時間を、一つでも多く他の商品を売る事に使った方が、1ヶ月に得られる利益の総額は増えて当然では無いか。
そういう考えのもと、利益計算をする事を避けていたんです。
しかし、あることをきっかけに1円単位で利益を計算するようにしてから、不思議と輸入ビジネスが順調に伸びていくようになりました。
要するに、利益を計算するようになってから、なぜか以前よりも多くの商品を売る事ができるようになり、結果的に「月収が増えた」という現象が発生したのです。
でも、最初はそれがなぜかは分かりませんでした。
なぜ利益を計算するほど、ビジネスが上手くいくようになるのか。
利益を計算する時間を削って「売る事」に集中した方がビジネスは伸びるはずなのに、なぜ実際にはそうならないのか。
いずれにしても私の場合、輸入ビジネスの売上や利益を1円単位で計算するようにしてから「より儲かるようになった」わけですが、なぜそうなるのかを私なりに考えた結果、以下の要因が関連するように思えてきたのです。
「輸入ビジネスを数字で捉えることで、よりお金と向き合うようになったから」
この要因が上手い具合に作用してくれて、結果的にビジネスが上手くいくようになったんじゃないかという結論に至ったのです。
これについて、さらに深堀りしていこうと思います。
輸入ビジネスを数字で捉えることで、よりお金と向き合うようになったから
ビジネスの利益をどんぶり勘定で処理していたような人が、1円単位まで利益を計算し、ビジネスを「数字」として捉え考えるようになると、まず間違いなく起こる現象があります。
それは、「よりお金と向き合うようになる」という現象です。
なぜかというと、利益を計算していくと、今まで見えなかったものが見えてくるようになるからです。
いざ実際に利益を計算すると、
- 仕入れにこんなにお金がかかっていたんだ
- 思っていたより利益って少なかったんだ
など、どんぶり勘定をしていたことによって「フタ」がされていた何かが見えるようになります。
つまり、良くも悪くも自分のビジネスの実態が全て「お見通し」になるわけです。
そしてそれは、決して悪い面だけではなく、良い面ももたらします。
私個人の経験で言えば、利益を計算して、数字として可視化したからこそ、よりお金と向き合うようになりました。
「お金と向き合う」というと抽象的で分かりづらいかもですが、要するに、
「利益の追求に意識が向くようになった」
という事です。
以前よりも利益の追求に意識が向くようになるからこそ、結果的に輸入ビジネスそのものが成長していくわけです。
ビジネスの「利益」というのは結局、「売上」から「経費」を引いて残ったものが利益になりますから、利益(月収)を増やしたければ、
- 売上を伸ばす
- 経費を減らす
このどちらかを意識すれば良いだけです。
もちろん、売上を伸ばした上でなおかつ経費を減らすのが理想なのですが、どちらか片方だけ実行するだけでも利益は増えます。
経費を減らせないなら売上を伸ばせばいいし、売上を伸ばせないなら経費を減らせばいい。
それ以上でもそれ以下でもありません。
ビジネスってみんなが考える以上に実はシンプルなんですよね。
ただ、ビジネスにおいて「売上を伸ばす」というのは、色々な外的要因も関連してくるので、売上を伸ばそうと努力しても伸びない時期もあります。
それに対して、「経費を減らす」というのは、少なくとも「売上を伸ばす」よりは確実性があります。
ですから、経費を減らす方がどちらかというと取り組みやすいため、利益を増やしたいなら経費を減らすのが手取り早い方法だったりします。
輸入ビジネスにおける「経費」は、要するに「仕入れ費用」のことなので、同じ売上だとしても、仕入れ費用を抑えることができれば利益は増えます。
そして、ここからが大切なのですが、利益計算をし始めると、経費を減らすための対策がどんどん見えてくるようにもなります。
例えば、1ヶ月に同じ商品を複数販売しているのであれば、
「まとめて仕入れることで仕入れ値を下げる交渉ができるのではないか?」
「交渉に失敗したとしてもまとめて仕入れるとその分だけ1個あたりの送料が安くなるから結果的に仕入れ費用を減らす事ができるぞ」
「そもそももっと安い仕入れ先を探すことに時間をかけた方が良いのではないか?」
などなど、「どうやったら今以上に利益を増やせるか」という問題を追及することに自然と意識が向くようになっていくのです。
利益の追求に意識が向くようになれば、あなたのビジネスも自然と利益が増えていくはずです。
そして、このように利益の追求に意識が向くようになるのも、1円単位で利益計算をするようにして、今のビジネスを「数字」として捉えたからこそだと思います。
どんぶり勘定で輸入ビジネスをしていたなら、どのくらいの経費がかかっているかも把握できていないわけですから、当然、その経費を減らすためのアイデアなども浮かぶはずもないからです。
あとは、利益の計算をするようになると、今書いたように「経費を減らす」という面に作用するだけじゃなく、「売上を伸ばす」という面についてもプラスに作用していくものです。
というのは、経費を減らすことに意識が行き始めると、
「経費は〜〜の案を実行して減らすとして、じゃあ売上はどう伸ばそうか?」
という事にも意識が向かいやすくなるからです。
『そういうものなの?』と思うなら、騙されたと思って、まずはやってみてください。
1円単位で利益を計算し、自分のビジネスが生み出している利益を「数字」として捉えるようにすると、
「利益をどう増やすか(どのように経費を減らし、どのように売上を伸ばすか)」
ということを日頃から意識するようになっていきます。
お金もかからないし、まずはやってみて判断すればいい
ここまでの説明で、利益を1円単位で計算する事の重要性や、それがもたらす効果などを書いてきましたが、あとはもう「やってみる」だけだと思います。
エクセルなどを使って利益を計算するだけなので、お金も1円もかかりませんから、そういう風にタダでできるような施策は、
「まずはやってみて判断する」
というマインドを大切にしてほしいと思います。
やってみて、自分に合わないと思えばやめればいいですし、自分に合っていたなら続けるだけ自分にプラスになりますので。
この記事の前半にも書きましたが、以下のようなフォーマットをエクセルで作って、「販売価格」「仕入れ値」「販売手数料」を入力し、計算するだけですからね。
利益というのは、
『販売価格 – 仕入れ値 – 販売手数料 = 利益』
この計算式で求められますので、むずかしいこともありません。
エクセルには、入力した数値を自動計算してくれる機能があるので、それを使えば、自分で足し算や引き算をしなくても、各数値を入力しただけで、
「販売価格 – 仕入れ値 – 販売手数料 = 利益」
を計算してくれるように設定することもできます。
エクセルの自動計算のやり方に関しては、ネットでググればいくらでも出てきますので、それを参考にしてみてください。
ただ、自動計算の設定ができなくても、その場合は電卓などを使って手動で計算した利益をエクエルに書き込めばいいだけなので、いずれにしても「利益を実際に計算してみる」という事が重要です。
やり方は色々ありますが、何はともあれ、輸入ビジネスの利益を1円単位で計算するというのは、必ずあなたにとってプラスになるはずですので、宜しければ今回の話を参考に、試してもらえればと思います。
というわけで、以上が今回の記事のテーマである、
「輸入ビジネスの売上や利益を1円単位で計算することの意味と重要性」
についてでした。
1円単位で利益を計算し始めると、必ず今までとは違う良い変化が訪れるはずなので、もし利益を計算していなかったなら、ぜひトライしていただければ幸いです。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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