ゆのきちです。
あなたは、
「コンフォートゾーン」
という言葉をご存知ですか?
コンフォートゾーンとは、コーチングの世界でよく使われる言葉なのですが、これはつまり、
「快適領域」
の事です。
人間は誰しもが「快適領域」と呼ばれる、自分が安心して過ごしていられる「領域」みたいなものがあり、それをコンフォートゾーンと呼ぶわけです。
ただ、このコンフォートゾーンは厄介者で、しばしば私たちが成功して自由になろうとする事を邪魔してきます。
本日はそんな話をしていきますので、とくに、
「もう何年もネットビジネスを頑張っているのに一向に成功を得られない・・・」
とお考えの人ほど、ぜひ読んでみてほしいです。
もしあなたが、望むような成果を得られていないのであれば、この「コンフォートゾーン」が足を引っ張っている可能性が高いと私は見ています。
それでは始めてまいります。
コンフォートゾーンとビジネス成功の関係性の話。
この記事でお伝えしたい結論としては、
「コンフォートゾーンを意識的に抜け出そうとする努力をしない限りは、おそらく一生成功する事は叶わない」
という事になります。
もしあなたがいつまでたってもビジネスで成功できないでいるとすれば、「コンフォートゾーンを抜け出すための努力をしていない」ことが成功できない原因である可能性が高いということです。
・・・このように書くと、少し厳しいように感じるかもしれません。
というより、むしろ今お伝えした、
「コンフォートゾーンを意識的に抜け出そうとする努力をしない限りは、おそらく一生成功する事は叶わない」
この言葉を「厳しい」とあなたが感じていただけたなら、なおさら、そこに「成功のヒント」が隠されているという事です。
ただこの時点では、
「ん??なんのこと??」
という感じだと思いますので、順を追って説明していきます。
この記事の冒頭で、
コンフォートゾーン = 快適領域
だと書きましたが、まずその「快適領域」が何たるかということから話します。
快適領域とは、私たちが安心していられる領域の事になります。
「いつものやり方」や、「いつもの付き合い」など、あなたが安心していられると感じる空間や領域のことを快適領域(コンフォートゾーン)と呼ぶわけです。
逆に、いつもと違うやり方や、いつもと違う人と過ごす時などは、誰しもが少なからずそわそわしてしまうものだと思います。
たとえば、初対面の人と過ごす時間はどこか落ち着かないというか、あまりくつろげないですよね?
これは、初対面の人と過ごすという事が、自分のコンフォートゾーンの「外側」にあるからです。
つまり人間は、コンフォートゾーンの内側に止まれば「安心」、コンフォートゾーンの外側に出てしまうと「不安」を感じるということ。
これは人間の持つ本能のようなものなので、もちろん私にも当てはまりますし、あなたにも当てはまるはずです。
では、どうしてコンフォートゾーンの外側に出てしまうと、人は不安を感じてしまうのか。
それは、私たちの持つ「防衛本能」が不安という感情を生み出しているのです。
これが大きなヒントになりますので、もう少し掘り下げて説明していきます。
コンフォートゾーンの外側に出ようとすると防衛本能が働き、不安や心配という感情を生み出す。
私も含めすべての人間は、「現状維持」を望む生き物です。
なぜなら、
「現状維持 = 生存」
というのが、太古の昔からDNAで私たちの本能に刻み込まれているからです。
人類はおよそ500万年に誕生したと言われていますが、実はその頃からDNAはほとんど変わっていないようです。
その500万年という歴史の中で、当たり前のように飲み水や食料が手に入るようになったのは、せいぜいここ100年くらいのことです。
そこに至るまでの、499万9900年の間は、飲み水も食料も、命懸けで確保しなければならない時代が続いてきました。
つまり、
「自分の夢をどう叶えるか?」
「どういう人生設計にしたいか?」
なんていう「崇高」な目的を持つなんて事はまずあり得なくて、
「どのようにして今日の食料を手に入れるか?」
という事が、生きる上での唯一の目的だったと言ってもいいかもしれません。
そして、食料や飲み水を手に入れるために重要な事は「変化をしない」という事でした。
たとえば、マンモスを追いかけていた原始時代に、
「あっちの土地が気になるから移住してみたい!」
という「変化」を望んだとしても、その変化にはとてつもなく大きな「危険」が伴います。
移住した先で、飲み水が手に入る保証などもなければ、移住している途中に、野獣に襲われて命を落とす可能性すらあります。
もしくは移住先で、得体の知れない伝染病にかかってしまう可能性だってあるわけです。
そうなるよりなら、変化など求めるよりも、現状にとどまっている方がずっと安心安全に生活していけるわけです。
したがって、私たち人類が生き延び、後世に子孫を繋いでいくためには、どうしてもDNAに「現状維持」というものを刻み込む必要があったのです。
というより、現状維持を望む”種”だけが生き延びる事ができ、そういう”種”だけが子孫を残していく事ができた、と考える事もできます。
変化を恐れずにどんどん行動する”種”は、自らを危険にさらす事が多くなり、過酷な時代においては生き残る事ができず、自然と淘汰されていったのではないかと思います。
という事は、こうして今、生きている私たちというのは
「現状維持を優先したおかげで命を繋いでこれた先祖たちの子孫」
なわけですから、当然、「現状維持=正義」というDNAは、それはそれは強力に私たちに刻み込まれていると考えられます。
だからこそ、
「現状から変化しようとする兆候をいち早く感じるため」
に、コンフォートゾーンという快適領域を、自らに形成する事を人類は選択してきたのではないかと考えられます。
コンフォートゾーンが形成されていれば、コンフォートゾーンの外側に出てしまいそうな時に、「不安」や「心配」という感情を発生させて、
『おい、お前は今、変化しようとしているぞ!』
というのを、自らにいち早く伝える事ができるからです。
やはり、私たちは不安や心配を感じずに生きていきたいのが本能ですから、不安や心配などの不快な感情が出てくれば、そこで多くの人は行動する事をやめます。
それによって、「変化」を「避ける」事ができるという仕組みです。
コンフォートゾーンがあるからこそ、「変化の兆候」を「不安」や「心配」という感情を通じて、いち早く自分に知らせてくれるわけですね。
それによって、安全を確保する事ができるという事です。
しかし、何もかもが当たり前に手に入るようになった現代において、もはや「変化」というのは、そこまでの脅威ではありません。
たとえ失敗したところで、どう転げ落ちようとも命まではなくなりませんからね。
間違いなく、今の時代は人類史上、最も安全な時代です。
食料も飲み水もどこでも手に入りますし、戦国時代のようにいつ斬られるか分からないなんて事もありません(笑)。
それにも関わらず、多くの人がコンフォートゾーンというものに飲み込まれ、必要な行動を取れなくなっているのです。
だからこそ、勇気を持ってコンフォートゾーンの外に出ようと行動できる人は簡単に成功できてしまうという事でもあるのですが・・・。
つまり、多くの人がコンフォートゾーンの内側にとどまろうとするからこそ、
「コンフォートゾーンから抜け出す事が大切なんだ」
と、意識的にコンフォートゾーンから抜け出そうとする人が成功も掴めるという話なんです。
すごくシンプルな話ですね。
とはいえ、コンフォートゾーンを抜け出るのは苦痛が伴います。
要するに私が言いたいのは
『成功できるかどうかは、コンフォートゾーンから抜け出そうとする「気持ち」があるかどうかにかかっている』
という事に他なりません。
成功に必要なのは、センスや才能や資金力といった、そんな次元ですらなく、
「コンフォートゾーンから抜け出そうとする気持ちがあるかどうか」
なんです。
本当にそれだけの話だと思います。
しかし、多くの人がそれが出来ません。
儲かりそうなビジネスや、自分を引き上げてくれそうな環境を見つけても、
「でも不安だよな」
と、コンフォートゾーンの内側にとどまろうとします。
コンフォートゾーンの外に出るのが「苦痛」だからです。
それが「苦痛」なのは、決してその人だけじゃなくて、今成功して輝いているあの人も昔は同じように苦痛を感じて、それでも一歩を踏み出してきただけなのに、苦痛を感じるのはてっきり自分だけだと錯覚してしまうのです。
たとえば、せっかく自分を高めてくれそうなオンラインサロン見つけたのに、9割以上の人は、ネットなどで、
「オンラインサロン 稼げない」
「オンラインサロン やめとけ」
みたいなキーワードで検索する事で、
「行動しない理由(オンラインサロンに入らない理由)」
を、とにかく強固なものにしようとします(笑)。
そうやってネガティブな情報を見つけては、
「やっぱりオンラインサロンはやめた方がいいよね」
「オンラインサロンは入るべきじゃないよね」
と、自分がコンフォートゾーンの外に出ることを避けるのを理屈で「正当化」しようとします。
自分が行動しない「裏付け」みたいなものが欲しくて、ネットで検索するなどして、その「裏付け」を意地でも見つけてくるわけです。
稼げていない人はほぼ全員、間違いなくこれに当てはまると思います。
ただ、覚えておいていただきたいのは、
「行動(変化)するのは誰でも恐い」
という事です。
今成功しているあの人も同じ人間なんですから、同じようにコンフォートゾーンがあるわけで、そこから抜け出そうとするのは本能レベルで恐かったはずです。
しかし、それでも1歩を踏み出せたのは、決してその人に「根性」や「度胸」があったからでは無いと私は思います。
おそらく、ただ単純に、このコンフォートゾーンというものの仕組みを勉強して知っていたか、もしくは感覚的にそれを理解していた、それだけの事だと思うのです。
というのは、人間は誰もがコンフォートゾーンという領域があり、それを抜け出そうとすると不安が発生するという事を知っていさえすれば、
「ああ、今自分が不安で心配なのは、コンフォートゾーンから抜け出そうとしているからなんだ」
というように考える事ができ、その考え方ができれば、ずいぶんとその状況を客観的に見る事ができます。
今までは、
「不安だ、心配だ」
と、恐れの感情に「主観的」に支配されてしまっていたのが、
「ああ、今自分が不安で心配なのは、コンフォートゾーンから抜け出そうとしているからなんだ」
と、その感情を「客観的」に見つめる事ができるだけでも、全然違うはずです。
後者であれば、やはり1歩を踏み出しやすいはずですし、みんなが踏み出せない中で自分が踏み出すからこそ、みんなを差し置いて成功する事もできるわけです。
したがって、あなたが成功したいなら、
『成功できるかどうかは、コンフォートゾーンから抜け出そうとする「気持ち」があるかどうかにかかっている』
という事をまずはしっかりと自覚していただき、その上で何らかのチャンスなどに巡り合った時、そこに不安や心配の感情が浮かんできてしまったなら、
「ああ、今自分が不安で心配なのは、コンフォートゾーンから抜け出そうとしているからなんだ」
と考えるようにしてみてください。
それだけで、今までとは全然結果も変わってくるはずです。
・・・そして。
ここまで説明してきて、ようやくこの記事の冒頭で伝えた「伏線」も回収できそうです。
というのは、私は冒頭で、
『コンフォートゾーンを意識的に抜け出そうとする努力をしない限りは、おそらく一生成功する事は叶わない。
というこの言葉をあなたが”厳しい”と感じたなら、そこにこそ”成功のヒント”が詰まっている。』
とお伝えしました。
これがどういう事かというと、
「コンフォートゾーンを意識的に抜け出そうとする努力をしない限りは、おそらく一生成功する事は叶わない」
と私がビシッと伝えた時に、もしそこに対してあなたが
「厳しい」
という、”反発”のような感情を覚えたとしたなら、それこそが「あなたのコンフォートゾーンの外側」の考え方だという事です。
つまり、私からの言葉を「心地よく無い(不快だ)」と感じたなら、それはあなたのコンフォートゾーンには存在しない「考え方」という事になります。
それがあなたのコンフォートゾーンに存在する考え方なら、あなたには「共感」が生まれるはずです。
「そうですよね、その通りです!」
と心地よい感情すら抱くはずです。
それは一見、耳障りの良い言葉なのかもしれませんが、少なくともそういう言葉では、あなたの現実を変える事はできません。
なぜなら、自分を変える事ができるのは、コンフォートゾーンの外側での活動だけだからです。
たとえば、
「成功するには頑張りすぎないことが大切ですよ♪」
「肩の力を抜いてペースを落として、ゆっくりと成功を引き寄せましょうね♪」
なんて、耳障りの良い言葉を並べれば、あなたの共感は得られるかもしれません。
最近のスピリチュアル系の自己啓発書籍は、このような共感を得られるような話をする事が多いです。
まあ、この方が共感を得られるので、書籍のレビューも良くなるので、「発行部数」も伸びますからね。
しかし、そんなのはあくまでその「出版ビジネス」で成功するための1つの「情報発信のあり方」でしかありません。
それは決して成功法則なんかではなく、本を売るための「好感度アップ戦略」でしかないわけです。
まあ、その話はこのくらいにしておくにしても、もし私があなたからの「好感度」を意識するなら私はわざわざ、今回のような話などしませんでした。
しかし、私は、たとえあなたからの好感度が下がろうとも、
「あなたの現実を変えたい」
と思うからこそ、あえて耳障りやウケは度外視して、成功の「真実」だけ話しています。
長くなってしまいましたが、私の伝えたかった事は以上です。
何度も言いますが、
「コンフォートゾーンを意識的に抜け出そうとする努力をしない限りは、おそらく一生成功する事は叶わない」
です。
この言葉を「厳しい」と感じたなら、むしろそれこそが「チャンス」だと思って、実際にそのようにしてみてください。
今までと同じ事をしていれば、今までと同じ結果しか得られません。
今までと違う結果を得たいなら、思い切って今までと違う事、違う考え方を受け入れてみる事です。
あなたの成功を祈ります。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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