ゆのきちです。
あなたがこのような記事に目を通していただいているということは、おそらく普段からあなたは、転売ビジネスで成功するための情報を、いろんな方のSNSやブログ、メルマガなどを通じて学んでいらっしゃるかもしれません。
その勉強熱心な姿勢はすばらしいですし、ぜひともその勉強はこれからも続けていただければと思うのですが、そんなあなたに対して、私から1つ、転売ビジネスの成功を目指す上でのアドバイスさせてください。
「アドバイス」と書くと、上からに聞こえてしまうかもしれませんが、もちろんそんなつもりはありません。
ただ単純に、勉強熱心なあなたの力に少しでもなれればという想いからこの話をしています。
それで、それがどんな”アドバイス”かということですが・・・。
もしあなたが、この転売ビジネスの世界で成功していきたいなら。
どうかあなたには「売上至上主義」には陥らないでほしい。
これが私が伝えたいアドバイスです。
この「売上至上主義」と呼ぶものに陥ってしまったビジネスマンが、この転売ビジネスの業界から消えていってしまう姿を、私は何度も見てきました。
そしてまた、この「売上至上主義」な情報発信者の発信する情報に惑わされ、その情報を買うことで貴重な財産をドブに捨ててしまうような人も幾度となく見てきました。
本日はそんな話をしていきますので、もし興味があれば読んでみてください。
それではいきます。
転売ビジネスにおける「売上至上主義」のワナ。
まず私がお伝えしたいのは、
「売上が正義ではない」
ということです。
「売上」というものをあたかも絶対的な正義として掲げているような人たちを、私は「売上至上主義」と呼んでいるのですが、あなたには、そんな”主義”には惑わされないでほしいんです。
売上を絶対的な正義としてこの転売ビジネスに取り組んでしまうと、まず間違いなくいずれ失敗することになると思います。
それも、大きな痛手を伴なって。
ただこんな話をしても、おそらくこの段階ではあまりピンと来ていないでしょうから、今から順を追ってご説明します。
現在、この転売ビジネスの業界において、多くの情報発信者さんが情報を発信しています。
特に最近はツイッターなどのSNSで情報を発信する人も増えてきて、一昔前だと考えられないくらいに、あらゆる情報が溢れている状況です。
そんな中、決して少なくない情報発信者が、
「売上至上主義」
になっており、
「最高月商は◯◯◯万円です!」
などと、「月商」という「売上」の大きさを大々的にアピールする姿が目につきます。
別に他人が何をどうアピールしようが、本来なら私にはなんの関係もないことなのかもしれません。
ただやはり、そういう発信もこのまま度が過ぎてしまうと、この業界全体に良くない影響を与えてしまうだろうなと思っていまして、なので一言、私の口から言わせてください。
『本来、ビジネスで大事なのは売上ではなく利益でしょう?』
と。
どんなに売上を作っても、利益が残らないなら何の意味もありません。
なぜなら我々は、利益を出すためにビジネスをしているからです。
利益 = 月収
なので、利益(月収)を増やさないことには、生活も変えられません。
つまりどれだけ月商を追いかけても、肝心の利益が増えていかなければ、あなたの生活は変わらないままだということです。
たとえ月商3000万円を売り上げても、仕入れなどの経費に3000万円かかっていたとしたら利益はゼロです。
それどころか月商3000万円を売り上げたは良いものの、仕入れなどの経費に3500万円がかかってしまっており、実は内情は500万円の赤字だったりするケースも珍しくなかったりします。
私はこの業界の”裏側”をわりと知っている方だと思うので、この際、隠さず言いますが、
『ヤフーショッピングで月商2000万円を達成しました!』
などとアピールしている情報発信者が、蓋を開けてみれば実は「赤字」だったなんてことは、けっこうあるあるです。
月商2000万円という数字はたしかにすごいのかもしれませんが、実は仕入れに2300万円くらいかかっていたりして、結局は赤字だったりするわけです。
つまり、銀行融資やクレジットカードの与信枠をフルに使って、2300万円くらいの仕入れをドカっと行なったものの、その全てを販売しても2000万円の売上しか立たなかったわけです。
2300万円が仕入れ、2000万円が売上なわけですから、300万円の赤字ですよね。
もちろん、すべての情報発信者さんがそうだとは言いません。
しかし、大々的に売上をアピールしていて、一見すごく見えてしまうような情報発信者さんでも、本当に「利益」が出ているかは分からないということです。
だから、常にそういう目線で情報発信者さんの”品定め”をするクセを、あなたにはつけていただきたいんです。笑
また、その人がたとえ利益が出ていたとしても、利益率はものすごく低いというケースもかなりあります。
正直、大きな売上を作るほど、その利益率が低ければ内情は間違いなく「火の車」です。
たとえば月商2000万円を稼いでいる人が、蓋を開けてみれば
「月収(利益)は50万円」
なんていうケースは数え切れないほどありますし、というかむしろ、ほとんどの人は本当にそのくらいの利益しか出ていないと思います。
特に、今流行りの「国内無在庫販売」を実践した場合、このビジネスはびっくりするくらいに非常に「薄利」なので、利益率なんてどんなに良くても10%、普通は2〜3%程度の利益率に収まるはずですから、まあ2000万円の売上を作っても、残る利益は50万円前後に落ち着くでしょう。
そして月商2000万円も売り上げていて、その月収が50万円だとすれば、胃がキリキリするほどに資金繰りは厳しいと思います。
毎月毎月、金策に追われる可能性が極めて高いです。
(※多くの情報発信者はおそらくその”金策”のために塾やコンサルを販売したりしていますが、まあここではその話は目を瞑っておきます。笑)
それで、月商2000万円を稼いでいても、残る利益は50万円ほどだという話に戻しますが、
「月収50万円も稼げているならいいのでは?」
と思うかもしれませんが、月商100万円で月収50万円を稼ぐのと、月商2000万円で月収50万円を稼ぐのとでは、これはもう天と地ほどの差があります。
月商100万円で月収50万円を稼いでいるのであればかなり優秀ですが、月商2000万円で月収50万円しか稼げないのであれば、それはあまりにもリスクが高すぎます。
正直、月商2000万円も売り上げておいて月収50万円しか残らないなら、むしろそんなビジネスは最初からやらない方が絶対にいいです。
というのも月商2000万円で月収50万円だとすれば、仕入れにかかる費用は単純に考えて「1950万円」です。
1950万円を仕入れに突っ込み、2000万円を売り上げて、50万円の利益を残す。
こう書くと、至ってシンプルなように見えますが、シンプルなのは間違いありませんが、「リスク」が非常に大きいです。
なぜなら、今は仕入れ値が1950万円に収まっているかもしれませんが、情勢などの変化で物価やら経費が上がり、その仕入れ値がたったの5%でも上振れてしまったなら。
その時点で、突如として赤字に転落します。
1950万円の仕入れ値がたった5%アップしただけでも、
1950万円 ⇒ 2047万円 (5%アップ)
となります。
売上が2000万円、仕入れが2047万円ということは、47万円の赤字です。
たった5%の変動でこうなのですから、もし10%ほど仕入れ値が上がってしまった場合、その赤字額は100万円ほどにまで膨らみます。
つまり何が言いたいかというと、
「大きな売上を目指すほど、利益率の低いビジネスはちょっとしたきっかけで命取りになる」
ということです。
これが「売上至上主義」であることのワナだと私は思います。
ですから、この記事を読んでくださっているあなた。
もしあなたが、本当の意味で「良い生活」を実現したいなら、それはすなわち「月収(利益)を増やす」必要があるということになるので、そんなあなたがすべきこと。
それは、
- 利益率の低いビジネスを避ける
- 売上の大きさに惑わされない(利益がいくら残るものなのかという目線を常に持つ)
この2つです。
もしあなたが今、利益率の低いビジネスをしているとすれば、少し立ち止まって、今後の身の振り方を考える時間を持った方が良いかもしれません。
利益率が低いということは、売上を作れば作るほど資金繰りやら金策やらのリスクや苦痛が比例して増えることになるからです。
また、売上の大きさにも惑わされないでください。
ツイッターやブログなどで、
「最高月商は◯◯◯◯万円です!」
などと大々的にアピールする人がいたとしても、その売上の大きさに惑わされることなく、本当に重要な「利益」がいくら出ているのか。
それを常に”考察”することを忘れないでください。
私の経験上、「国内仕入れ」の無在庫販売などの薄利な転売ビジネスを実践する場合、9割がた、その利益率は5%以下です。
国内仕入れということは、
- メルカリから仕入れてヤフオクで売る
- アマゾンから仕入れてメルカリで売る
- ヤフオクから仕入れてヤフーショッピングで売る
などなど、他にも組み合わせはたくさんありますが、そのいずれも、得られる利益率なんてたかが知れています。
そもそも、同じ商品に対して、そこまで価格差はつきません。
メルカリで1500円で売られているものが、ヤフオクなら1650円で売られているとか、せいぜいそのくらいの価格の開きしかないわけです。
である以上、そんな転売をしたって、得られる利益率もその程度だということです。
消費者もそんなにバカではないので、メルカリとヤフオクで全く同じ商品が2倍も3倍も価格に開きがあるわけもありませんからね。
仮にそこまでの価格に開きがあったなら、消費者は間違いなく安い方を自ら選んで買うはずなので、国内仕入れの転売ビジネスは、そもそもあまり「価格差で稼ぐ」ことが期待できないんです。
だから結局、国内仕入れの転売ビジネスは、重箱の隅をつつくかのように、ニッチな商品の、ほんの少しの価格差を狙わなくてはいけなくなるので、その結果として利益率も低くなってしまいますし、限られた商品を多くのライバルで狙うので、競争が激しくなって稼ぎづらいということが起こるわけです。
ですから、そもそもの話で、”国内仕入れ系”の転売ビジネスはどれもやめておいた方がいいと思います。
転売ビジネスで稼ぎたいのであれば、
- 中国仕入れ
- 欧米仕入れ
- 自社生産(いわゆるOEM)
この3つの仕入れのいずれかを選ぶべきです。
これなら利益率も低くならないので、売上が大きくなっても利益も残りやすいですし、そういう意味で下手に「金策」などをする必要もほとんどなくなるはずです。
ただ、「中国仕入れ」は品質に問題があることが多いですし、「自社生産(OEM)」は難易度やハードルが高いので、それを考えると、個人的には「欧米仕入れ」の一択かなあと。
私も欧米仕入れの輸入ビジネスをしていますが、欧米仕入れなら利益率は30%というのはザラですし、それを自分のネットショップなどで販売する手法を取れば、その利益率を50%とか、下手すれば60%とかにも高められます。
ですので、あなたが転売ビジネスで「良い生活」を得たいのであれば、「売上」ではなく「利益」に目を向け、そしてその「利益」をきちんと得られるような、そんな稼ぎ方を選ぶようにしてください。
くれぐれも、『最高月商は○○○円です!』といった情報に惑わされて、”売上至上主義な道”にはお進みにならないように。
それが私の伝えたかったアドバイスになります。
あなたの今後の活躍を応援しています。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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