仕入れ値よりも安い値段で販売するBUYMA出品者ってなんなの?

ゆのきちです。

BUYMAをやっている人の中には、以下のような事を不思議に感じている人も少なくないと思います。

『この出品者、なんでこんなに安い価格で出品できるの?この価格で出品して赤字にならないのはどういう理屈なの?』

と。

もしかしたらあなたも、一度くらいはこういう疑問を感じた事があるのではないでしょうか?

実際、私が主宰しているBUYMAのオンライン講座「YMC」の参加者様の中にも、このような件で不思議がられている方もいらっしゃるようで、

『なぜこの出品者はこの価格で出品できているのでしょうか?この商品の仕入れ値よりも明らかに安い価格で出品しているのに赤字にならないのがすごく不思議です・・・』

といったご相談(?)が私宛に届くこともチラホラあります。

そこで今回の記事では、

「仕入れ値よりも安い価格で出品しているバイヤーの謎」

について迫りたいと思います。

明らかに仕入れ値よりも安い価格で出品しているバイヤーがいるのは何故なのか。

果たしてそれはどういう理屈で成り立っているのか。

その辺りについて解説していきますので、それを理解していただくだけでも、今まで以上にBUYMAビジネスに取り組みやすくなるのではないかと思います。

それでは始めてまいります。

仕入れ値よりも安い値段で販売するBUYMA出品者(バイヤー)がいるのは何故なのか?

自分らが仕入れできる価格よりも、遥かに安い価格でその商品を出品しているバイヤーというのは確かに存在します。

でも不思議ですよね。

『なんでその価格で出品できるの?』

と。

ただ、彼らがそのような価格で出品できているのには、しかるべき理由(理屈)が存在します。

結論から言うと、以下のいずれかの理由が関係していると考えてください。

  • 特別な仕入れルートを確保している
  • 大量に仕入れる事で仕入れ値を下げてもらっている
  • 在庫をさばくために赤字で出品している

そのバイヤーが仕入れ値よりも安い価格で出品できているのは、結局のところ上記のいずれかの理由が絡んでいるわけですね。

では、これらを順番に説明していきます。

特別な仕入れルートを確保している

最も可能性の高いのがこのパターンです。

バイヤーによっては、海外に足を運び、現地の展示会に参加したり、そのブランドと直接アポを取って商談をするなりして、一般的な価格よりも安く仕入れる契約を結んでいる場合があります。

つまり、一般のバイヤーが「小売価格」で商品を仕入れているのに対して、交渉に成功したバイヤーは「卸売価格」で商品を仕入れられるわけですね。

やはり、そのような卸売価格で仕入れが出来るような仕入れルートを確保しているバイヤーは、かなり安い価格でBUYMAに出品している傾向にあります。

それこそ、私たちが2万円で仕入れ可能な商品を、彼らは1万円で仕入れて1万5000円で販売していたりなど、そもそものスタート地点(仕入れ値)が違うのです。

ですから、私たちが仕入れ可能な値段よりも安い価格で出品しても、彼らはしっかりと利益が出るという仕組みになっているわけです。

では、次の説明に移ります。

大量に仕入れる事で仕入れ値を下げてもらっている

この方法はリスクがあるものの、実践しているバイヤーは一定数存在します。

基本的にBUYMAは「無在庫販売」で稼ぐマーケットなので、一般的なバイヤーは、「注文が入ってからその都度仕入れる」という事をします。

ところが、中には、「あらかじめまとめて仕入れておく」という事をしているバイヤーも存在するわけです。

なぜなら、それによって仕入れ値を下げる事が出来るからです。

もちろん、これは仕入先との交渉次第にはなりますが、

「まとめて○○個を仕入れるので○○%割引してくれませんか?」

といった交渉をする事により、仕入れ値を下げられる事があります。

それによって、私たちが仕入れ可能な値段よりも安く仕入れる事ができ、結果的に安い価格で販売しても利益が出るというわけです。

ただ、この方法は、前述したようにリスクがあります。

まとめて仕入れて売れなかった場合、それがそのまま在庫になってしまうというリスクです。

ですので、この方法を実践するバイヤーの大半は、仕入れを行なう前にしっかりと吟味し、不良在庫にならないような努力をしています。

ただ、それでもやはりビジネスには何があるか分からないので、まとめて仕入れたのに売れずに在庫として残ってしまう事だってあります。

そのようなリスクと隣り合わせなわけですが、それでもリスクをとってまとめて仕入れる事で、他のバイヤーよりも安い仕入れ価格を実現させているバイヤーも存在するという話でした。

そういう裏があるため、私たちが仕入れられる価格よりもずっと安い価格で販売しているのに、彼らは問題なく利益が出ているわけですね。

では、次の説明に移ります。

在庫をさばくために赤字で出品している

このケースも、実情としては少なくありません。

まとめて仕入れるなどして在庫となっている商品を”さばく”ために、あえて赤字の価格で出品しているわけですね。

在庫を持つスタンスで活動しているバイヤーは、何よりも「資金繰り」が命なので、売れない在庫をいつまでも抱え続けて「仕入れ資金」が”寝てしまう”よりも、仕入れた時より安い値段(要するに赤字)で販売してでも売り切ってしまい、資金をいくらかでも回収した方が賢明だと考える傾向にあります。

例えば、1万5000円で仕入れた商品が売れない場合、その仕入れ資金である1万5000円は「塩漬け」のままになってしまいます。

そこで、たとえ赤字でも1万2000円などで販売すれば、3000円の赤字は発生しますが、1万2000円の資金を回収できるので、その資金をまた次の仕入れに回す事ができるわけです。

このような手段を、投資の世界では「損切り」と呼んだりしますが、この損切りのために、赤字で商品を出品しているバイヤーも少なくはなく、結果的に『なんでこの価格で出品して利益が出るの?』と私たちが思ってしまうような状況が発生しているのです。

ですが、実際にはその価格で販売しても利益など出ておらず、むしろ普通に赤字なんです(笑)。

そういう裏側があって、私たちが仕入れられる価格よりも安い価格で販売しているバイヤーがいるという話でした。

というわけで、以上ここまでが「仕入れ値よりも安い価格で出品しているバイヤーがいる理由」についての説明でした。

仕入れ値よりも安い価格で出品されている商品を見つけた時の”対処法”について

さて、ここまで説明してきたような事情(理由)があって、BUYMAでは仕入れよりも安い価格で出品されているような現象が発生しているわけですが、そのような商品を見つけた時に「どのように対処するか」という事についてお話しておきます。

結論としては、もしそのような「価格で勝てない商品」を見つけたら、その商品は「スルーする」べきです。

なぜなら、そもそもそのバイヤーが仕入れ値よりも安い価格で出品できているのは、

  • 特別な仕入れルートを確保している
  • 大量に仕入れる事で仕入れ値を下げてもらっている
  • 在庫をさばくために赤字で出品している

という理由からであり、どれも私たちが真似するのは現実的では無いからです。

特別な仕入れルートを確保するためには、海外に足を運んで展示会に参加したり、ブランドの担当者とアポを取って商談に望んだりと、ハードルが高すぎます。

また、仕入れ値を下げるためにまとめて商品を仕入れるのは在庫リスクがあるので、よっぽどの経験と自信がない限りはおすすめできません。

まとめて仕入れたところで、売れ残ってしまえば結局は赤字価格で売りさばかないといけなくなるため、大量仕入れを前提にして仕入れ値を下げるような方法は、メリット以上にデメリットが大きいです。

そういった事を考えると、私たちが仕入れ可能な値段よりも「安い値段」で販売されている商品を見つけたら、その商品は「スルーする」のが無難だと言えます。

要するに、その商品は深追いせず、気持ちを切り替えて別の商品をリサーチしていくわけですね。

スルーせずに、その商品で勝負しようとなると、特別な仕入れルートを確保したり、大量仕入れをするなどして仕入れ値を下げる以外に勝つ方法はありませんので、勝負するだけ無駄なのです。

BUYMAにはそれこそ無数に商品が出品されていますし、私たちが仕入れられる仕入れ値よりも全然高い価格で販売されている商品は数え切れないほどあります。

その実際の例を以下に記します。

 

海外サイトとBUYMAでは同じ商品なのに大きな価格差がある

価格差:15,221円

海外サイト販売価格:265ドル(約29,079円)

BUYMA販売価格:44,300円

↑価格差:15,221円(44,300円 – 29,079円 = 15,221円)

価格差:26,674円

海外サイト販売価格:395ドル(約43,326円)

BUYMA販売価格:70,000円

↑価格差:26,674円(70,000円 – 43,326円 = 26,674円)

価格差:36,910円

海外サイト販売価格:1,236,000ウォン(約111,090円)

BUYMA販売価格:148,000円

↑価格差:36,910円(148,000円 – 111,090円 = 36,910円)

価格差:19,535円

海外サイト販売価格:50,265JPY(円)

BUYMA販売価格:69,800円

↑価格差:19,535円(69,800円 – 50,265円 = 19,535円)

価格差:19,768円

海外サイト販売価格:470ドル(約51,422円)

BUYMA販売価格:71,190円

↑価格差:19,768円(71,190円 – 51,422円 = 19,768円)

—————————————————–

 

上記は、ほんの一例なので、このような商品は数え切れないくらいに存在すると思ってください。

ですから、上記のような、普通の仕入れ値でも十分に利益が出る商品を扱っていけばいいんです。

逆に、私たちの仕入れ値よりも安い価格で売られているような商品は、前述の理由で安い価格で出品されているだけであり、勝負するだけ無駄ですから、スルーするのが賢明です。

まともにやり合ってもどうしようもないという事ですね。

ちなみに、先ほど挙げたような

「私たちが仕入れられる仕入れ値より高い価格で販売されている商品」は、BUYMAにゴロゴロと存在するわけですが、人によっては、

『そういう商品がなかなか見つからない・・・』

と悩む事もあるようです。

ただ、もしそういう悩みがあるとすれば、答えは明白です。

これはもう単純に、

「商品リサーチの方法が間違っている」

からです。

それに尽きますね。

商品リサーチの方法が間違っているからこそ、俗にいう「稼げる商品」を見つけられていないだけなのです。

BUYMAであまり稼げていない人に限って、商品リサーチが間違っているというか、そもそも

「やってはいけない商品リサーチ」をやってしまっているわけです。

だからこそ、「仕入れ値より高い価格で販売されている商品(=稼げる商品)」が全然見つけられないのです。

ものすごくシンプルな話ですね。

まあ、それに関しては以下の記事でも触れている通りですが・・・。

BUYMAで荒稼ぎしたい人が絶対やってはいけない商品リサーチとは?

 

いずれにせよ、「仕入れ値より高い価格で販売されている商品」が見つけられないなら、商品リサーチの方法が根本的に間違っています。

商品リサーチの方法があっていれば、仕入れ値より高い価格で販売されている商品なんて、ゴロゴロ見つかるものだからです。

したがって、もしあなたがBUYMAで稼ぐ事に苦戦しているなら、まずは自分がやっている商品リサーチの方法が合っているのかを自問自答するところから始めてください。

それが間違っているなら、どんなに時間をかけても稼げずに終わるので、時間も労力も無駄になってしまいます。

それを避けるためにも、ご自分が行なっている商品リサーチが正しい方法になっているのか、今一度チェックされる事をおすすめします。

そういう意味では、もしあなたがやっている商品リサーチに自信がなかったり、そもそも正しい方法を知らなくて困っているなどがあれば、私の主宰する「YMC」の講座がお役に立てると思います。

YMCでは私が推奨する最新の商品リサーチの方法を動画マニュアルで提供しているのに加え、私が直接メールサポートやZOOMサポートに対応しているので、あなたのやっている事が間違った方向に進んでいかないようなアドバイスもできます。

何はともあれ、興味があれば募集ページを覗いてみてください。

(※あえてYMCの募集ページのリンクをここには貼りませんので、興味がある人のみ、当サイト内から募集ページを探されてみてください。)

それでは本日の内容は以上になります。

仕入れ値よりも安い価格で出品しているバイヤーが存在するのには、

  • 特別な仕入れルートを確保している
  • 大量に仕入れる事で仕入れ値を下げてもらっている
  • 在庫をさばくために赤字で出品している

このような理由が関係しているというお話でした。

以上です。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。



輸入ビジネスの売上をアップさせるための記事一覧


輸入ビジネスの売上をアップさせるために役立つ情報を記事にしてまとめています。興味があれば以下より学んでいただければと思います。

>記事一覧へ


資金量に一切左右されずに利益を伸ばしていける輸入ビジネスの手法について解説するメール講座

「資金がなければ稼げない」という輸入ビジネスの常識を真っ向から否定する、とある輸入ビジネスの手法を無料メール講座で解説することにしました。この手法は、大手企業なども採用しているビジネスモデルの1つですが、それを輸入ビジネスに落とし込んで実践している人は皆無というのが実際のところです。「資金量に一切左右されずに青天井に利益を伸ばしていく」ということに興味があれば、以下よりメール講座を購読してみてください。

>無料メール講座の詳細はこちら